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オゼリアプルートの幻想日記  作者: 鳳 翔平
11/16

その⑪ 真冬間近

今日は数日ぶりに暖かな日中だった。


屋根にからぶら下がったつららが溶け出して

あちこちで雨だれの妖精たちが

「ぴちょん、ぴちょ~ん」と合唱する声が聞こえる。


まるで晩冬のような日差し。


でも、僕の足元を縫い、時折白くて丸い物たちが

駆け抜けていくのを見ると

「やっぱり、もうすぐ冬なんだな」と思う。


雪だまの精霊蟲、僕命名「ころころ」。


何も無い雪原を風が駆け抜けると、

いつのまにかあちこちに雪だまが転がっているときがある。

それがこいつらが、風に押されて

回りの雪を巻き込みながら転がっていくからだ。


なぜこいつらが雪だまを作るのかは解らない。

けど、こいつらにも何か訳があるんだろう。


湖を見ると、そろそろ完全結氷しそうだ。

本格的な冬はもう間近まで迫っている。

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