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全裸で異世界落ちした俺の、今日も誤解される街暮らし 〜魔法少女見習いと亡霊パンツと牢屋生活〜  作者: 月影ポンコツ


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屋敷をもらった翌日

領主から正式な書状が届いた。


「魔力管理の功績を認め、

アキト殿に街外れの屋敷を与えるものとする」


立派な封蝋。達筆な署名。

アキトは何度も読み返した。


「……家、もらった?」


エルミナは目を輝かせる。

「すごいですアキトさん!ついに牢屋卒業ですね!」


ラーデンも頷く。

「うむ。これで人並みの生活じゃな」


その瞬間

隊長が咳払いをした。


「ただしだ」


三人が一斉に見る。


「魔力管理計画は継続中だ。

 安全・設備・看守配置の都合上、

 管理拠点は引き続き牢屋とする」


沈黙。


「……え?」


隊長は書類をめくりながら淡々と言う。

「つまりだアキト。

 住居は屋敷、勤務先は牢屋だ」


エルミナが首をかしげる。

「それって……」


ラーデンが笑う。

「出勤じゃな」


アキトは天を仰いだ。


「俺……

 牢屋に……

 通うの?」


 屋敷をもらったのに、結局俺は牢屋に出勤する?

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