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志摩スペイン村 中編


 〇SJより広いかもしれない志摩スペイン村で間食を食べたり、展示を見る内容です。


 基基本、テーマパークのレストランに寄らない私は小腹が空いてきた事もあり、『アミーゴ』と名付けられているレストランへ足を運ぶ。長蛇の列の無い状況は早々巡り得ないだろう。


 イースターエッグ期間限定の料理を注文し、店内の装飾を眺める。料理だけで無く、しっかりと雰囲気作りもされていた。始まりを象徴する春の代表的な行事、イースターエッグはテーマパークとの相性がとても良い。


 茹でた野菜を添えたハンバーグの上に、謎の白い物体を見つける。フォークで割り、その正体を知った。卵白に包まれている鶏卵だ。どのような調理をしたかは分からない。


 朝食を終え、蒸気機関車型ジェットコースター『グランモンセラー』に乗車した。このアトラクションも某浦安のテーマパークで見覚えがある。速度はあちらより速く、なかなか刺激的な乗り物だ。


 数年ぶりのバイキングアトラクションを堪能し、『氷の城』という冷凍庫の温度並みに冷えている場所へ入り、少し身構えながら歩く。お化け屋敷のような仕掛けがあると予想したが、氷漬けの花や置物しか無い。冷気に杞憂させられた。


 近くで『くるみわり人形』のアトラクションを見つけ、早速施設の中へ入る。チャイコフスキーの有名な三大バレーのどれも、私の人生にあまり縁は無かった。『白鳥の湖』だけ映画『ブラック・スワン』の作中で内容を知る。


 イルミネーションで彩られた背景、物語を再現する人形の動きや音楽をアトラクションに乗って、楽しんだ。くるみ割り人形は背中のレバーを操作して、顎でくるみを割る仕組みとなっていた。『酔拳』のクルミを割る修行が脳裏に浮かぶ。


 某滋賀在住ヴァーチャル配信者も動画内で体験した『スチームコースターアイアンブル』は、闘牛をモチーフとしているだけあり、高速で上昇や降下を繰り返す刺激的なアトラクションだった。


 有名なジェットコースターを堪能し、喫茶店らしき場所でイースターエッグ限定のワッフルを食べる。ウサギの耳を模ったチョコ、イチゴ、ホイップクリーム、ミントで彩られ、食べる事が惜しくなった。


 間食の後、友人の土産『ポルボロン』という焼き菓子を近くの店で購入する。ちょうど退店すると、スペイン村のパレードが始まり、早速鑑賞しに行く。


 通過するフロート車に、フラメンコらしき化粧の女性像や、顔が付いていた太陽の像など、中世スペインの文化らしい装飾が施されている。芸術性はある一方、少し不気味だ。


 北の『グラナダスの門』と呼ばれる石造りの門を通り、様々な展示が並ぶ場所へ向かう。『グラナダ』はスペイン語でザクロを意味し、門の上部に3つのザクロの彫刻がある。ザクロの中身は牙に見えてしまい、両目の無い化物と勘違いしてしまった。


 下り坂に密集する建物の中は薔薇やヒマワリ、キャラクター、ワイン、ビール、ブドウなどの展示があり、ヨーロッパのブドウやアルコール飲料の歴史に触れられた。


 坂の傍に小さな教会を見つけ、中へ入る。予約さえすれば、この場所で挙式は可能だと書かれた張り紙もあった。木製の椅子や煉瓦の床が、趣を感じさせる。まだ4月上旬の辺りは静寂だ。


 屋根に石造りの十字架を載せている高床式倉庫『オレオ』が坂の途中にあった。縄文時代の日本と貯蔵している作物は大差無い。ジャガイモやトウモロコシなど穀物だ。


 園庭に建てられる事が多い東屋を右手に発見し、内心驚いてしまう。白い東屋は初めて目撃した。来園者が利用出来そうな位に清潔感がある。あまり時間の余裕を持っていない私は観賞で済ませた。


 


 グラナダスの門のイチジクの彫刻は、〇ンスターハンターの〇ルフルの頭部にしか見えません。

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