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大阪旅行2日目USJ


 USJ楽しかったです。


 前日の疲労によって激痛が走る両足をまた酷使しながらコンビニへ向かい、そこでチケットを買った。これから向かうユニバーサルスタジオジャパンは10年以上足を運んでいない。その間、様々なアトラクションが増える姿をCMで見るしかなかった。


 大阪駅まで戻り、相変わらず混雑していた電車に乗る。乗車時間は30分も無く、十分、楽しんでから余裕を持って帰れそうだ。USJがあるユニバーサルシティ駅に到着し降りるとそれなりの数の客がいた。この時間から並ばないと恐らくアトラクションでもかなり待たされる。


 安全対策なのか、1時間近く待っていると係員が入園前に持ち物検査をすると言い出し、焦燥した。前日、ストリップ劇場で撮影したいかがわしい写真が2枚もカバンの中に入っており、どこかしら隠さなければならない。


 隠せそうな場所が財布の中しか無く、1000円札数枚の間へ入れて隠した。客の中で1番疚しい物を持っている人間は私だろう。予定より30分近く開園し走れない私を嘲笑うかのように他の客がアトラクションの方へ向かった。


 行きのバスで見たUSJのCMにも出て来た鬼滅の刃やマリオカートのアトラクションが目当てだろう。ハロウィンの時期かと思う程、客が鬼滅のコスプレをしており、未だ流行は衰えていないようだ。


 まず最初に乗ったジェットコースターも鬼滅の刃とコラボしており、乗っている間、キャラクターの音声が流れていた。私が最後に訪れた10年前は正当なジェットコースターが無かったはずだ。スリルを味わう乗り物といえばジュラシックパークライドぐらいしかなかった。


 次に乗ったジェットコースターは人生で恐怖のあまり、隣の外国人が後半笑うくらい叫んだ。下を見ながら乗る種類の上、戦闘機に乗っているような速度など客を怖がらせる要素しかない。


 3回乗った後、アトラクションの待ち時間が載った電子掲示板を見ると異次元の数字が叩き出されていた。他のアトラクションが30分以下の中、鬼滅のアトラクションは220分だ。いつからか鬼滅に乗っ取られている。


 人気のあまり、入場規制される事もある任天堂ゾーンに行き、待ち時間90分が表示されているアトラクションの列へ並んだ。内装もマリオカートの世界観を再現したオブジェがあり、待っている間も楽しめる造りとなっていた。


 20年あるジュラシックパークライドやジョーズのアトラクションを乗り、とうとう鬼滅のアトラクションにも手を伸ばす。期間限定アトラクションは今だけしか乗れない。シングルライダーで並ぶと実際は30分程度しか待たなかった。客の大半は家族連れやカップル連れなど一般的な幸せを享受している人種ばかりのようだ。


 無間列車の世界観を再現したアトラクションはとても刺激的でまた乗りたくなった。煉獄サンは後半しか出ていない。乗り終わると昼食を食べる頃合いになり、あてもなく適当な場所を探した。正直、目当てな料理はない。


 しばらくし、鬼滅コラボの凡庸な料理を目当てで並んでいる客を横目に私は昼食のホットドッグを食べた。長年乗りたかったアトラクションを全て乗り終えるとUSJに対する悔いが無くなり、入り口の方へ向かう。


 夢と現実の境目のようなゲートを通り抜けると楽しかった時間はすぐ過去に変わる。そして私は地元へ帰るだけの無味乾燥な現実が続く帰路を歩いていく。またいつかUSJに行く事はあるのだろうか。


 食費や旅費でかなりお金を使いました。

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