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名前などない「僕」の詩集

生まれたから生きている

作者: 冷原哲史

         気がついたら





        ――生まれていた





         気がついたら





        ――生きていた





         気がついたら





     ――人生を歩むことになっていた









    生きたいと望んだわけではないのに



    生きたいと願ったわけでもないのに



     気がつけば生は与えられていた



     祝福されながら生まれていた



     祝福されずに生まれていた










         生まれたから





        ――生きてきた





         生まれたから





        ――生きている





         生まれたから





        ――生きていく





      夢や目標があるわけではない





         生まれたから





        ――生きているだけ









      何故生まれたのだろう?



     ――男と女がセックスしただけ



      何故生きているのだろう?



     ――生まれたから生きているだけ



  何故夢や目標もないのに生きていくのだろう?



       ――死ぬのが怖いだけ








       本当は――分かっている



       本当は――知っている



     生まれたことは――奇跡であり偶然



     何故生きるのかは――人それぞれ



       欲望を満たすために生きる


       愛のために生きる


       家族のために生きる


       子供のために生きる


       人のために生きる


       自分自身のために生きる



     人は――己の幸福のために生きる



    己の幸福を――追求しながら生きていく









       生まれたから生きている


       生まれたからには生きたい


     生まれたからには人生を謳歌したい



        生まれたからこそ


       今生きているからこそ


      己の生に意味を持たせたい


     意味ある生を――生きていきたい







    生まれたから生きている――ではなく


    己の幸福を追求し――生きていきたい



     生まれたから――生まれたのだ


    生まれたからには――幸福になりたい



       今――生きているのだ


    生きているからには――幸福になりたい


     幸福な人生を――生きていきたい









     人生に意味を与えるのは自分だ





 己の幸福を追求し――答えを出すのは自分自身だ





  ただ生きていたって――答えは見つからない





  ただ生きていたって――幸福は見つからない









          探しに行こう









           幸福を









         見つけに行こう









           幸福を









       幸福な人生を歩めるかは










         ――自分次第だ



















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― 新着の感想 ―
[良い点] その決意や良し、です!
[良い点] 素晴らしいですね! 全くその通りだと思いました。 読ませていただき、ありがとうございます。
2022/03/25 11:06 退会済み
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