寒すぎると雪は降らない
成人式が間近に来ている日本列島、冬将軍様がリリーンと御降臨。
霜の花咲く我が家の窓ガラスは一日中満開………。ここまでなるのは久しぶり。何時もなら日中には溶ける。寒すぎて雪が降らない。外はダイヤモンドダストがキラキラ〜。
こうなるといくら凍結防止を企んでいても、お湯の配管が我が家は何故か凍ってしまう。高台に家があるし、周りは吹きっさらしだし。日当たりは良いが、東に当たる裏山の杉の木立が育って来たので、光が差し込むのは冬なら10時を過ぎる。
そしてあるある現象。水道管は凍結してないので、トイレの水は出るが、便器の中に氷がはってるのだ。水さえ出ればなんて事ないのでこれ位どうってことないり
お湯が出ない朝。配管にお湯を掛けて……。壊れるから駄目駄目。そして、そんなの追いつかない。フロントガラスにお湯かけたら端から凍る。車をぬくぬくも必須条件。
そうそう、配管はできるだけ自然解凍がいい、湯が出ない時は、裏側のエコキュートをおいている、元風呂炊きリフォーム部屋にストーブを持っていく。
お風呂を用意する夕方迄に融けたらいいかな。以前は灯油のボイラーだったのだけど、数年前、給湯器が壊れたのを堺に、冬場の燃料補給が大変になるからオール電化にした。
縁側に干した洗濯物さえも凍る寒さ。干す最中にカッターシャツやらバンダナ、フェイスタオル、おパンチいとパンツはカゴの中でフリージング。靴下はシャッキーンと真っ直ぐ。黒い物なら霧氷の様に白い氷がまとわりついている。
シャツやトレーナーはハンガーでフリージング。バスタオルは外に出すのだが、物干し竿でカチカチの凶器に。素手で角にあたったら涙が出るほど痛い!洗濯物を干すときは手袋必須。
1月8日の朝、案の定お湯が出ないとなり、しかし午後から休みの日。お昼に帰って溶かしたらいいかなと、楽な気分でマグカップで朝の日課、熱い珈琲牛乳を飲みながら段取りを考え、少しばかり早出を言われていた職場へ、ガチガチの中凍結世界の中を踏破して向かえば……。
ふおおお!なんと!久々に寒すぎて機械が使えぬ食品製造業……。手作業ですが!手作業……。昔ながらの手作業。スタッフ総動員で取り掛かる。
3時間で済む工程が、お昼に30分休憩を挟み、7時間かかったよ。何時もなら12時には帰れるのに、2時迄仕事になってしまった……。そして誰しもヨレヨレと化しているが、徹夜明けの様な変なハイに見舞われていた。
家に帰って西の山にお日様が隠れれば極寒になるので、急いでファンヒーターを運びスイッチオン。重てえ……。寒い。変なハイの間に動くだけ動いた。
昼前に轟々風が吹いたので、凍った洗濯物が日差しで解凍、その後風に吹かれて半乾き。3日分を取り込み役目を終えたファンヒーターの前で乾かすべく持ってくる。
頑張ってファンヒーターちゃん。出動してしまい寒い部屋でこたつを強めて、熱いココアを入れてぬくぬく飲みながらエールを送りつつ、時折お湯の具合を見に行く。
お風呂は必須!入らないと寒くて寒くて寝れないのだ。だから。
解けるのだ、溶けるのだ、融けるのだ、熔けるのだ、とけるのだ!念ずる。
鉛筆の芯の様な水がグニャグニャ動いて出てきて、ジャジャジャー、ゴボゴボ聞こえるたら貫通近し。氷が融けたかな。破裂させぬように気をつける。こんな事は数年に一度あるか無いか。極寒地使用にしてあるので、普段の雪の冬場は大丈夫なのだけど。
ガチガチカチカチの氷の冬には流石に寒いらしい。配管の保温に毛布やら風除けシート、屋外ではなく扉のない屋内。色々と手を尽くしてはいるのにねぇ。
痛くて寒い風が吹いている。寒いばかりじゃつまらないので、雪で枝が折れた赤い南天を拾って集めた。お正月に買ったりんごの透明なプラケース。それと組み合わせて、冬の遊びを企む。
ああ!明日の朝が楽しみだな!手が痛いほど冷たいけど。
寒い中 冷たく冷やし 遊ぶ大人独り。




