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魔法を使えない僕の職業が実は魔法使いをボコボコにする仕事なのはおかしい話ではない  作者: 田中凸丸
魔法を使えない僕の職業が実は魔法使いをボコボコにする仕事なのはおかしい話ではない
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22:彼女が変な性癖に目覚めるのはおかしい話ではない

今回はヒロイン視点で進みます

 私の今後の作戦についてエディとラスティさんと話し合った後、取り敢えず怪我をしたエディの治療をするために病院に行くことになりました。


 ラスティさんが言うには、骨折以外にも内臓が潰れているかもしれず、早く治療しないと命に関わるかもしれないという事です。


 そんなのは絶対いや!エディは私を助けようとしてくれた。それなのに私のせいで死んでしまうなんて耐えられない。


 エディは笑顔で「気にしないで」って言ってるけどそんなのは無理だよ。今の私には何もできず唯手を握る事しかできないのがとても悔しい。


 それから、列車が駅に着いてエディを背負ったラスティさんと病院に向っているんですけど、本当にこっちに病院があるんですか?


 今、私達が歩いている道は表通りではなく裏通りでガラの悪い方達が私達を睨んでいます。


「あ、あのラスティさん。この道は、、」


「ああ、そっか不安になっちまうよな。でも大丈夫だ。この先に腕のいい医者がいる。」


 エディが言うには、エディ達は一般的な医療機関はあまり利用できず、こういった表立って利用できない場所にある病院を頼るみたい。


 しばらく歩いていると、目の前に白い建物で看板にデカデカと「闇医者、怪我人大募集!」と書かれている病院を見つけました。


 ま、まさか此処じゃ無いよねエディ、ラスティさん?でも二人は止まっている私に気づかず建物の中に入っていきます。 


 慌てて私も中に入ると、人が誰もいなくて受付らしき場所にも誰もいません。


「おーい、闇医者いるかー!闇医者ー!!」


「ばかもん!大きな声出すな。サツに気づかれるじゃろ。」


 ラスティさんが大きな声を出すと奥からおじいさんが現れました。どうやらこのおじいさんが医者のようです。


「まったく。お前達が毎回騒ぐせいでウチの病院は警察から目を付けられ取るんじゃぞ!」


 いえ、多分警察から目を付けられる理由は看板のせいでず。


「それで、今回はどんな怪我人じゃ?」


「エディだ。腕の骨折以外にも内臓が潰れてるかもしれねえ。頼むぜ。」


 そう言って、建物の奥から出してきた移動式のベッドにエディを乗せます。お医者さんはエディの状態を見てから、不規則にランプが点灯している「手術室」と書かれた部屋に連れていきます。


「あ、あのエディは大丈夫ですか?」


「詳しいことはまだわからん。取り敢えず検査もかねて手術室へ連れていくよ。でもまあ、診たところ命に別状はなさそうじゃから大丈夫じゃろ」


 本当に大丈夫?お医者さんの足はガクガク震えているし、むしろおじいさんこそお医者さんに診てもらった方が良いのでは?


「安心せい、お嬢ちゃん。儂はもうあの頃とは違うんじゃ。」


 あの頃って何ですか!?あの頃だったら安心できなかったんですか!?


「そうじゃ、儂はもうあの頃とは違うんじゃ。小さな子供一人助けられなかったあの頃とは違うんじゃ。」


 助けられなかったんですか!?何だか涙を流して自分に言い聞かせていますけど、本当にこのお医者さんで大丈夫なの!?


「天国にいる婆さん。儂を恨んでいるかもしれんが今だけ力を貸してくれ。」


 お婆さんに何があったの!やっぱり普通の病院に行った方が良かったんじゃ、、


 そうこうしているうちにエディが手術室に連れていかれ、扉が閉まってしまいました。


 ああ、エディどうか無事でいて。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 結局エディの怪我は骨折だけで、内臓は無事だったみたい。ああよかった。


 それでも通院はしなくちゃいけないみたいで、今は左腕にギプスを付けている。


「ほんじゃま、アパートに帰りますか。」


 今日はもう遅いので、私の”カース”の入隊については明日に行う事にするそうで、今はエディ達が住んでいるアパートに向っています。


 因みに私はエディの部屋に泊まります。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 エディの部屋についてすぐ、私とエディのお腹が鳴って晩御飯にした。といってもエディは片腕を動かせないので、私が適当に冷蔵庫の中の食材から料理を作った。幸い記憶は無くっても体が覚えていたみたいで何とかなって今はテーブルで向かいあって食べている。


「はい、あ~ん」


「別に一人で食べれるよ。折れたのは左腕なんだし。」


 エディはそう言って黙々とご飯を食べてるけど、やっぱり利き腕じゃなくても使えないのは不便じゃないかな?


 でもエディは恥ずかしいのか、私の「あ~ん」をずっと無視してる。むぅ、少し乗ってくれてもいいじゃない。


 エディはとてもかわいい顔立ちをしていて、ぱっと見は本当に女の子にしか見えない。私もお風呂でエディの股間を見なかったらずっと女の子と勘違いしてたかもしれない。


 そんなエディを抱きしめたり、「あ~ん」とかをして甘やかしてあげたりすると不思議とゾクゾクとした変な感覚が湧いてくる。何だろうこの感情?


 食事も終えて後は寝るだけとなったけれど、エディの部屋にはベッドが一つしかなく二人で一緒に寝ることになった。


 心細かったのでエディを抱きしめながら寝ると不思議とあったかい感情が湧いてくると同時に照れて顔を埋めてくるエディを見てまたゾクゾクとした感情が湧いてきた。本当にこの感情は何だろう?


 


 

感想、ご意見どんどん募集しています。

厳しい意見も今後の糧としていくのでドンと来てください!

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