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魔法を使えない僕の職業が実は魔法使いをボコボコにする仕事なのはおかしい話ではない  作者: 田中凸丸
魔法を使えない僕の職業が実は魔法使いをボコボコにする仕事なのはおかしい話ではない
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14:極秘物資の中身が意外な者なのはおかしい話ではない2

 門番を殺した後、僕達は裏口から倉庫に入って行き、今は倉庫の二階から身を隠して倉庫の中にいるギャングの様子を見ている。


 倉庫の中にはギャングが数十人いて、うち一人は高そうな服を着ている。あれがボスかな?


 そして、そのボスらしき男の近くには大きな金属製の箱があって多分あれが、今回の任務で破壊を依頼された重要物資なんだろう。


「ここからじゃ、銃は届かないし届いてもギャングに見つかっちゃうよね。どうするのラスティ?やっぱり皆殺し?」


「だから物騒なこと言うなって。ちゃんと作戦は考えてあるって、まぁ何人かとは銃撃戦をすることになるだろうけどよ。」


 そう言って、ラスティが懐から何かを取り出した。それは小さい金属の長方形の箱でラジオのアンテナのような棒と赤いボタンがついていて、ボタンにはカバーがあるけど一体何だろう?


「こいつはカース(うち)の博士の新作で、遠隔爆破スイッチだ。今まで有線で爆破していた爆弾を無線で爆破させるって代物だ。」


「ユーセン?ムセン?よくわからないけど、それでどうするのさ?」


「実はお前が女装している間に他の倉庫に爆弾を仕掛けておいたのさ。で、取引が始まる直前で爆弾を起動する。そうすりゃ連中は慌てるし、何人かは様子を見に行かせるだろう。その隙に物資を破壊する。」


 僕が女装している間にそんな準備をしていたとは、でも確かにその作戦なら戦う数が少なくて済む。


 取り敢えず僕達は、取引が始まる直前まで待機してギャングの戦力を分析することにした。


 ギャングのボスらしき男は、武器を持っておらず服にも回路(サーキット)が縫い込まれていないから魔法は多分使わない。他の部下は半分が自動小銃を残りがオートマチック拳銃を持っていて、更に数人が拳銃に回路(サーキット)を掘っている。


「気を付けなきゃいけないのは、回路(サーキット)を掘ってる拳銃を持ってる奴らかな?」


「だな、エディ、俺が爆弾を起動したら音に紛れて、アイツらの後ろにナイフを配置しとけよ。」


 それから、暫くしてギャング達が慌しく動き始める。耳を澄ませると取引相手が到着したらしい。


「うっし、それじゃ始めるぞ。」


 ラスティはそう言って、ボタンのカバーを外すとボタンを押した。僕が押したかったなあ。


 ドガーーーン!!!


 外からもの凄い轟音が響いて窓にヒビが入ってるけど、爆弾の威力強すぎじゃない?


 ラスティも顔を青ざめてるから、多分火薬の量を間違えたんだろう。でもお陰でギャング達は大慌てだ。


 予想通り、ギャングの内半分は外の様子を見に行って、倉庫に残っているのはギャングのボスと魔法使いの部下だけだ。奇襲を仕掛けるなら今だ。


 僕とラスティは二階から飛び降りる。降りる途中、ギャング達の後ろに向ってナイフを投げるのも忘れない。


 そして、飛び降りた僕とラスティはギャング達の目の前に現れ銃を向けて叫ぶ。


「動くな、手を頭の後ろで組んで両手を上げろ!」


「どうやるんだよ。」


「やれるもんなら、やってみろ!」


「煽らない、煽らない。」


 おかしいな、この間聴いた刑事物のラジオドラマの真似をしたんだけれど、上手くいかなかった。


 ギャング達は僕達を見て一瞬動きを止めたけど、直ぐに僕達に銃を向けてきた。


「誰だ、お前達。どうやって何の目的で此処にいる。さっきの爆破もお前達の仕業か?」


「いやー、アンタ達がデカい仕事をするっていうから、お祝いの花火をね。ちと火薬の量間違えたけどな。」


 ラスティがボスに向ってジョークを言うけど、この状況だとギャングの人達怒るんじゃないかな?


「お前ら、こんな事してタダで済むと思うなよ。楽に殺しはしねえ、男の方は異国で強制労働、女の方は性奴隷として変態の金持ちに売って一生を終えな。取り敢えず銃を降ろして下手に動かなけりゃ痛い思いはしなずに済むぜ。」


 ギャングのボスはそう言うけど、こっちも任務だから動かなきゃいけない。取り敢えず魔法使いの男達は無力化しなきゃ。


 呪印(タトゥー)にマナを巡らせ、僕の体が光る。それと同時にラスティが眼帯を外し、彼らを()()


 ギャングが僕達を見て銃を撃つけど、それが当たることはない。ラスティが()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 魔法使いのギャングは拳銃から炎を出しているけど、それも僕達に届く前に僕が引き寄せたナイフで無力化する。


 それでもギャング達は抵抗するけど、もう遅い。後は僕とラスティの独壇場だ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 ギャングを無力化してから数分後、僕とラスティは極秘物資の箱の破壊を行う事にした。金属製の箱には、横に穴が開いていて中を覗いてみたけど、メッシュのような物があってよく見えなかった。


 っと、いけない。早くしないと他のギャングが戻ってくるから急いで済ませないと。


「ねぇラスティ、箱の中身を破壊するってことだけど、このままじゃ銃弾打ち込んでも箱の表面に弾かれちゃうよ。」


「だな、仕方ねー。箱を開けて直接壊すか。」


 じゃんけんで決めた結果、僕が物資の破壊、ラスティが見張りをすることになったけど、箱の蓋が結構重くてキツイ。


 何とか蓋を開けて中身を破壊しようと思うけど、その前に中身をちょっとだけ確認しようかな。国が崩壊するとかどんなものだろう。


「えっ、、、、」


 僕は箱の中身を確認したけど、なんで()()()国を崩壊させる者になるんだ。


 驚きで全然頭が回らない。僕はてっきり箱の中身は、政治家の不正の証拠だとか思ってたから。


「おい、エディどうした?早く物資を破壊しないとギャングの仲間が戻ってくるぞ。」


「ねぇ、ラスティ。どういう事?」


「?何がだ。」


 だって、おかしいじゃないか。()()が国を滅ぼすなんて、いったいどういう理由で?


「おい、エディ本当にどうしたんだ?」


「ラスティ、箱の中身は、、」


「中身は?」


「箱の中身は、()()()()()()だよ!」


 

感想、ご意見どんどん募集してます。

また別作品も投稿していますので興味を持って読んで頂ければ幸いです。


「俺TUEEE勇者を成敗 ~俺にチートはないけれどもチート勇者に挑む~」

https://ncode.syosetu.com/n6616fu/

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