第三百四十一章 ヴィツール号大破する
フジコが、「テレジア星と色々と相談しましたが、敵の内戦も落ち着いたそうよ。武力で物資を強奪する思想の敵は逮捕されて、平和な国家の建設をこれから行うらしいわ。その為にも、テレジア星と貿易して物資不足を解消するらしいわ。テレジア星は全面的に協力する事を約束したらしいわ。先ほどの敵戦艦は、一旦テレジア星まで曳航して、平和的な国家が安定すれば、引き渡す事にしました。念の為に、今迄の敵の生き残りがいないかどうかテレジア軍で銀河系も含めて調査してくれるらしいわ。」と報告しました。
暫くすればテレジア軍が到着して、今迄捕えた敵や、木星内部の敵戦艦を曳航して行きました。
アヤメが、「これで平和になったな。」と安心していました。
サクラが、「田原長官と敵が建設中の基地を調べていると、太陽系にいた敵は強力でしたが、囮だそうよ。強力な艦隊を壊滅させて、太陽系を探査しても敵がいないと判明すれば、油断するでしょう?そこを一機に攻撃してくる作戦のようです。銀河系のアルファ星の惑星を征服して、そこに強力な艦隊が待機しています。この戦いでアルファ星の惑星が征服された事は、銀河系担当秘密調査官は、地球の事に気を取られていて気付かなかった為に、テレジア星でも気付かなかったようです。」と忠告しました。
フジコが、「有難うアネゴ、しかし敵の本隊自体内戦で壊滅している為に、どういう動きになるのか予想できないわ。テレジア星にも連絡して、予定している銀河系の調査を早めて、至急調査して頂きたいと依頼しましたが、現在他の星雲などの調査をしていて、その星雲で敵の陰が見え隠れしていて、直ぐには来られそうにもないらしいのよ。女神ちゃん、テレジア軍が来る前に敵が攻撃を開始する可能性を考慮して、戦闘準備を整えて。」と指示しました。
コスモスが、「アルファ星の惑星を探査しましたが、何もなかったわよ。」と不思議そうでした。
愛子が、「アルファ星は太陽より温度が低い事を知っていますか?太陽系でいえば、金星と太陽の距離程度に生命が繁殖しています。今、探索しましたが大艦隊です。私が開発したマリさんの操縦技術システムでは対応不可能です。」と報告しました。
アヤメが、「敵戦艦一隻でも奇襲攻撃して壊滅に成功した強敵だから、私達には無理かもしれません。」と困っていました。
フジコが、「女神ちゃんにしては弱気ね。そういう事もあろうかと思い、手は打っています。内戦の結果、平和になった敵の政府に依頼して、アルファ星の大艦隊を引き揚げさせて頂きたいと依頼しています。それと愛子さんにも、マリさんの操縦技術システム改造をお願いしています。戦闘艦でのチームワークデーターがなくても、ハーケン号を分離させて三機で戦ったデーターはある為に、それを参考にして改造可能かどうか確認しています。どちらが先になるかが勝敗の分かれ目ね。女神ちゃん、そういう事だから安心してね。あれ?女神ちゃんは?」とアヤメを捜していました。
アヤメがアルファ星に向かって発進した事に気付いてフジコが、「女神ちゃん、無茶しないで!」と警告しましたが、応答ありませんでした。
愛子が、「先ほどアヤメさんが、敵は強敵なので無理だと言っていましたが、今のフジコさんの説明で、少しでも敵の攻撃を遅らせる事ができれば、それだけ勝算が高くなると考えて、死ぬ気で単独敵の基地に向かったのだと思います。警備会社の社員を死なせない為に、自分一人で行ったのだと思います。」と予想しました。
モミジが慌てて、テレジア軍に緊急応援を依頼してアルファ星に向かい、アヤメが大艦隊を監視している所に到着しました。
テレジア軍からモミジに、「内戦で平和的になった政府と交渉して、艦隊を出撃して頂く事になりました。二人とも、あとはその政府に任せて撤退しろ。」と連絡がありました。
しかし、動き出した敵の攻撃を受けて、アヤメ達は応戦しましたが、ヴィツール号とハリアット号の二隻では、強力な艦隊には敵わず、モミジが被弾して航行不能になりました。
ハリアット号からモミジを転送で助けようとしている時に、モミジが、「危ない!女神ちゃん、後!」と叫びましたが、アヤメも攻撃を受けて二隻とも大破しました。
その後、敵は地球に向かってきましたが、内戦で平和的になった政府の艦隊がこれを阻止し、敵は完全に壊滅しました。
愛子が、「アヤメさんとモミジさんが命を捨てて敵の攻撃を遅らせて頂けましたので、地球は無事でした。アヤメさん達がいなければ、間に合わずに地球は壊滅していたと思います。尊い犠牲により地球は生き残った為に、私達は今後この地球を守っていく義務があります。」と決意していました。
リーダーを失ったアヤメ警備会社のテレジア星人社員は、テレジア星に帰って行きましたが、フジコとサクラと愛子は、アヤメの事を泣きながら思い出して、「女神ちゃんが命懸けで守った地球を私達で守ります。」と菊子や渚やマーガレットや成美と共に地球に留まりました。
フジコは自然を守る会を愛子に任せて、「マーガレットさん、年齢的にヘビのいる会社経営はきつくないですか?私が成美さんと二人で特撮会社を経営します。菊子ちゃんも年齢的にきついでしょう?平和になったので、芹沢外科医院は再び渚に任せて、老後は動ける間は、手を打っておいたので、菊子記念館の館長を勤める事を勧めるわ。マーガレットさんも副館長としてのんびりすればどうですか?」と助言しました。
菊子は菊子記念館の館長になり、皆も知らないエピソードや動画などを色々と伝えていった為に、一度は政府が取り壊しを検討していましたが、菊子が館長になってから各種資料が多くなり、人気も出てきた為に存続が決定しました。
マーガレットも、「やっとヘビから解放された。」と喜んで菊子記念館の副館長になりました。
フジコが、「平和な時は、この体制で問題ないと思いますが、外宇宙からの侵略や、海坊主のように地球上で難事件が発生した場合、女神ちゃんの抜けた穴は大きいわ。コスモスちゃん、今は特に調査する事がないので、女神ちゃんの抜けた穴を埋める事が可能かどうか検討して下さい。」と依頼しました。
コスモスは、「今は平和になったので、テレジア星人社員はテレジア星に戻り、社員は地球人だけです。私一人では困難です。」と応援は事実上無理だと返答しました。
サクラと愛子も、「私達も同様で、テレジア星人社員は、元々病気治療の為に地球に留まっていて、その後好意で協力して頂いていました。平和になった今、テレジア星に戻って行きました。応援は困難だと思います。」とコスモス同様無理だと現状説明しました。
フジコは、「解りました。機会をみて一度ヴィーナス小母さまに相談したほうが良いかもしれませんね。コスモスちゃん、あなたの御婆さんでしょう?コスモスちゃんが相談して。」と提案しました。
コスモスは、「解りました。年に一度、陽子さんが芹沢外科医院の外科医として診察に来ていて、今年は来週地球に来ると連絡がありましたので、陽子さんを通してヴィーナス御婆さまに相談してみるわ。」と返答しました。
コスモスが相談すると陽子は、「何を言っているのよ。ヴィーナス小母さまは、地球にいないの?マリさんの操縦技術システムをアイアック号に搭載して応援に行って以来、テレジア星には帰って来てないわよ。」と連絡もしないで何処に行ったのかしらと思っていました。
コスモスは、宇宙旅行にでも行ったのかしら?と思っていましたが、ヴィーナスはアヤメの愛した地球を離れる事ができずに、アヤメの事を思いながら地球に留まっていました。
コスモスからヴィーナスがテレジア星に帰ってないと聞いた愛子は、地球人だけになったアヤメ警備会社に、腕利きの女社長が表れて、難事件を次々と解決しているという情報を入手して、まさかとは思いつつも確認すると、ヴィーナスでした。
ヴィーナスは、「さすが愛子さんですね。アヤメの思い出が一杯詰まっているこの会社を私が守って行きます。警備服のデザインからカーテンのデザインの他、照明などのインテリアまでアヤメが全て決めたのよ。それ以外に警備会社の組織や規則も全てアヤメが決めたのよ。この警備会社はアヤメそのものなのよ。私も元スケバングループのリーダーよ。アヤメの抜けた穴ぐらい私が埋めるわ。」と安心させました。
愛子は自然を復活させる会に健康診断に来た陽子に、「コスモスは気付いていないようですが、ヴィーナス小母さまは、アヤメ警備会社の女社長になり、アヤメの抜けた穴を埋めようとしています。強敵が現れた場合は、年齢的にきついと思いますので、陽子さん、ヴィーナス小母さまの応援をお願いします。」と依頼しました。
陽子は、「今、アヤメ警備会社の健康診断に行ってきました。その時、私も気付いて驚きました。年齢的な事は本人が一番知っていて、強敵が出現した場合は渚に応援を依頼したらしいわよ。テレジア関連会社の健康診断が終われば、一度芹沢外科医院に戻ります。その時に渚とも相談しますので、アヤメさんの抜けた穴は心配しないで下さい。でもコスモスさんがアヤメさんの抜けた穴を埋めようと頑張っているので、暫く様子をみましょう。愛子さん、ヴィーナス小母さまが貴婦人の姿で猫を抱いていたでしょう?私はそれを見て思わず笑ってしまいました。」と返答しました。
愛子が、「テレジア星に確認すると、今回テレジア星が機能不全にまで追い込まれた事を考慮して、秘密調査官を各星雲以外に、全宇宙を監視する腕利き秘密調査官二名、増員予定だそうよ。これで非常時も、その腕利き秘密調査官が援助してくれれば何とか乗り切れると思います。」と伝えました。
内戦の結果、平和になった敵の政府の科学力は優れていて、距離が離れていても転送可能で、モミジとアヤメは救い出されて無事である事は誰も知らず、全宇宙を監視する腕利き秘密調査官二名がアヤメとモミジだとは夢にも思っていませんでした。
フジコが、「テレジア星と色々と相談しましたが、敵の内戦も落ち着いたそうよ。武力で物資を強奪する思想の敵は逮捕されて、平和な国家の建設をこれから行うらしいわ。その為にも、テレジア星と貿易して物資不足を解消するらしいわ。テレジア星は全面的に協力する事を約束したらしいわ。先ほどの敵戦艦は、一旦テレジア星まで曳航して、平和的な国家が安定すれば、引き渡す事にしました。念の為に、今迄の敵の生き残りがいないかどうかテレジア軍で銀河系も含めて調査してくれるらしいわ。」と報告しました。
暫くすればテレジア軍が到着して、今迄捕えた敵や、木星内部の敵戦艦を曳航して行きました。
アヤメが、「これで平和になったな。」と安心していました。
サクラが、「田原長官と敵が建設中の基地を調べていると、太陽系にいた敵は強力でしたが、囮だそうよ。強力な艦隊を壊滅させて、太陽系を探査しても敵がいないと判明すれば、油断するでしょう?そこを一機に攻撃してくる作戦のようです。銀河系のアルファ星の惑星を征服して、そこに強力な艦隊が待機しています。この戦いでアルファ星の惑星が征服された事は、銀河系担当秘密調査官は、地球の事に気を取られていて気付かなかった為に、テレジア星でも気付かなかったようです。」と忠告しました。
フジコが、「有難うアネゴ、しかし敵の本隊自体内戦で壊滅している為に、どういう動きになるのか予想できないわ。テレジア星にも連絡して、予定している銀河系の調査を早めて、至急調査して頂きたいと依頼しましたが、現在他の星雲などの調査をしていて、その星雲で敵の陰が見え隠れしていて、直ぐには来られそうにもないらしいのよ。女神ちゃん、テレジア軍が来る前に敵が攻撃を開始する可能性を考慮して、戦闘準備を整えて。」と指示しました。
コスモスが、「アルファ星の惑星を探査しましたが、何もなかったわよ。」と不思議そうでした。
愛子が、「アルファ星は太陽より温度が低い事を知っていますか?太陽系でいえば、金星と太陽の距離程度に生命が繁殖しています。今、探索しましたが大艦隊です。私が開発したマリさんの操縦技術システムでは対応不可能です。」と報告しました。
アヤメが、「敵戦艦一隻でも奇襲攻撃して壊滅に成功した強敵だから、私達には無理かもしれません。」と困っていました。
フジコが、「女神ちゃんにしては弱気ね。そういう事もあろうかと思い、手は打っています。内戦の結果、平和になった敵の政府に依頼して、アルファ星の大艦隊を引き揚げさせて頂きたいと依頼しています。それと愛子さんにも、マリさんの操縦技術システム改造をお願いしています。戦闘艦でのチームワークデーターがなくても、ハーケン号を分離させて三機で戦ったデーターはある為に、それを参考にして改造可能かどうか確認しています。どちらが先になるかが勝敗の分かれ目ね。女神ちゃん、そういう事だから安心してね。あれ?女神ちゃんは?」とアヤメを捜していました。
アヤメがアルファ星に向かって発進した事に気付いてフジコが、「女神ちゃん、無茶しないで!」と警告しましたが、応答ありませんでした。
愛子が、「先ほどアヤメさんが、敵は強敵なので無理だと言っていましたが、今のフジコさんの説明で、少しでも敵の攻撃を遅らせる事ができれば、それだけ勝算が高くなると考えて、死ぬ気で単独敵の基地に向かったのだと思います。警備会社の社員を死なせない為に、自分一人で行ったのだと思います。」と予想しました。
モミジが慌てて、テレジア軍に緊急応援を依頼してアルファ星に向かい、アヤメが大艦隊を監視している所に到着しました。
テレジア軍からモミジに、「内戦で平和的になった政府と交渉して、艦隊を出撃して頂く事になりました。二人とも、あとはその政府に任せて撤退しろ。」と連絡がありました。
しかし、動き出した敵の攻撃を受けて、アヤメ達は応戦しましたが、ヴィツール号とハリアット号の二隻では、強力な艦隊には敵わず、モミジが被弾して航行不能になりました。
ハリアット号からモミジを転送で助けようとしている時に、モミジが、「危ない!女神ちゃん、後!」と叫びましたが、アヤメも攻撃を受けて二隻とも大破しました。
その後、敵は地球に向かってきましたが、内戦で平和的になった政府の艦隊がこれを阻止し、敵は完全に壊滅しました。
愛子が、「アヤメさんとモミジさんが命を捨てて敵の攻撃を遅らせて頂けましたので、地球は無事でした。アヤメさん達がいなければ、間に合わずに地球は壊滅していたと思います。尊い犠牲により地球は生き残った為に、私達は今後この地球を守っていく義務があります。」と決意していました。
リーダーを失ったアヤメ警備会社のテレジア星人社員は、テレジア星に帰って行きましたが、フジコとサクラと愛子は、アヤメの事を泣きながら思い出して、「女神ちゃんが命懸けで守った地球を私達で守ります。」と菊子や渚やマーガレットや成美と共に地球に留まりました。
フジコは自然を守る会を愛子に任せて、「マーガレットさん、年齢的にヘビのいる会社経営はきつくないですか?私が成美さんと二人で特撮会社を経営します。菊子ちゃんも年齢的にきついでしょう?平和になったので、芹沢外科医院は再び渚に任せて、老後は動ける間は、手を打っておいたので、菊子記念館の館長を勤める事を勧めるわ。マーガレットさんも副館長としてのんびりすればどうですか?」と助言しました。
菊子は菊子記念館の館長になり、皆も知らないエピソードや動画などを色々と伝えていった為に、一度は政府が取り壊しを検討していましたが、菊子が館長になってから各種資料が多くなり、人気も出てきた為に存続が決定しました。
マーガレットも、「やっとヘビから解放された。」と喜んで菊子記念館の副館長になりました。
フジコが、「平和な時は、この体制で問題ないと思いますが、外宇宙からの侵略や、海坊主のように地球上で難事件が発生した場合、女神ちゃんの抜けた穴は大きいわ。コスモスちゃん、今は特に調査する事がないので、女神ちゃんの抜けた穴を埋める事が可能かどうか検討して下さい。」と依頼しました。
コスモスは、「今は平和になったので、テレジア星人社員はテレジア星に戻り、社員は地球人だけです。私一人では困難です。」と応援は事実上無理だと返答しました。
サクラと愛子も、「私達も同様で、テレジア星人社員は、元々病気治療の為に地球に留まっていて、その後好意で協力して頂いていました。平和になった今、テレジア星に戻って行きました。応援は困難だと思います。」とコスモス同様無理だと現状説明しました。
フジコは、「解りました。機会をみて一度ヴィーナス小母さまに相談したほうが良いかもしれませんね。コスモスちゃん、あなたの御婆さんでしょう?コスモスちゃんが相談して。」と提案しました。
コスモスは、「解りました。年に一度、陽子さんが芹沢外科医院の外科医として診察に来ていて、今年は来週地球に来ると連絡がありましたので、陽子さんを通してヴィーナス御婆さまに相談してみるわ。」と返答しました。
コスモスが相談すると陽子は、「何を言っているのよ。ヴィーナス小母さまは、地球にいないの?マリさんの操縦技術システムをアイアック号に搭載して応援に行って以来、テレジア星には帰って来てないわよ。」と連絡もしないで何処に行ったのかしらと思っていました。
コスモスは、宇宙旅行にでも行ったのかしら?と思っていましたが、ヴィーナスはアヤメの愛した地球を離れる事ができずに、アヤメの事を思いながら地球に留まっていました。
コスモスからヴィーナスがテレジア星に帰ってないと聞いた愛子は、地球人だけになったアヤメ警備会社に、腕利きの女社長が表れて、難事件を次々と解決しているという情報を入手して、まさかとは思いつつも確認すると、ヴィーナスでした。
ヴィーナスは、「さすが愛子さんですね。アヤメの思い出が一杯詰まっているこの会社を私が守って行きます。警備服のデザインからカーテンのデザインの他、照明などのインテリアまでアヤメが全て決めたのよ。それ以外に警備会社の組織や規則も全てアヤメが決めたのよ。この警備会社はアヤメそのものなのよ。私も元スケバングループのリーダーよ。アヤメの抜けた穴ぐらい私が埋めるわ。」と安心させました。
愛子は自然を復活させる会に健康診断に来た陽子に、「コスモスは気付いていないようですが、ヴィーナス小母さまは、アヤメ警備会社の女社長になり、アヤメの抜けた穴を埋めようとしています。強敵が現れた場合は、年齢的にきついと思いますので、陽子さん、ヴィーナス小母さまの応援をお願いします。」と依頼しました。
陽子は、「今、アヤメ警備会社の健康診断に行ってきました。その時、私も気付いて驚きました。年齢的な事は本人が一番知っていて、強敵が出現した場合は渚に応援を依頼したらしいわよ。テレジア関連会社の健康診断が終われば、一度芹沢外科医院に戻ります。その時に渚とも相談しますので、アヤメさんの抜けた穴は心配しないで下さい。でもコスモスさんがアヤメさんの抜けた穴を埋めようと頑張っているので、暫く様子をみましょう。愛子さん、ヴィーナス小母さまが貴婦人の姿で猫を抱いていたでしょう?私はそれを見て思わず笑ってしまいました。」と返答しました。
愛子が、「テレジア星に確認すると、今回テレジア星が機能不全にまで追い込まれた事を考慮して、秘密調査官を各星雲以外に、全宇宙を監視する腕利き秘密調査官二名、増員予定だそうよ。これで非常時も、その腕利き秘密調査官が援助してくれれば何とか乗り切れると思います。」と伝えました。
内戦の結果、平和になった敵の政府の科学力は優れていて、距離が離れていても転送可能で、モミジとアヤメは救い出されて無事である事は誰も知らず、全宇宙を監視する腕利き秘密調査官二名がアヤメとモミジだとは夢にも思っていませんでした。
次回投稿予定日は、3月20日です。
第十一部はこれで終了です。次回から第十二部の投稿を開始します。




