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死ななくなったひとたち  作者: 桜木
3/3

不老不死となった猿達

初めて書き終わった小説(のような何か)


  読者様へのお願い

・誤字脱字は気をつけてるつもりですが絶対どこかしらにあると思いますがそれも赴きって事で一つ。

・表現方法がおかしい所があるかもしれませんがでっていう

・そんな科学or進化論、非現実的すぎる。お前はダーウィンにでもなったつもりか


  読者様への注意喚起

・グロテスクな表現があります。けど空想と現実をしっかり別けれてるなら問題ないよね?

永遠とは何か。それは出口の無い暗闇のトンネルだ

人は終わりがあるからこそ有限を生きようともがき、苦悩し、その内に幸福を見出す

無限を生きる私達には苦悩もなければ幸福も無い

それはただそこにいるだけの存在だ。死んではいないが生きてもいない。

私達はそういうモノになってしまっていた。




国家とは、社会とは、人の上に成立つものだ

そして人で無くなってしまった私達には無用の物となって行った

社会機能の停滞がみられてからは急速に文明の終わりが始った様に思える

最低限のライフラインは完全な自動化が成されていた事がそれに拍車をかけたのだろう

企業の消滅、公共機関の停止、政治の実質的な空中消滅

その頃からだろうか、街中を歩くとちらほらと奇妙な人間をみるようになったのは

ただ何もせず、ベンチに腰掛けて空を見上げる人間が増え始めたのだ

当時はまだ人らしい人間も残っていたのか、気味悪がる連中もいた

だが私はなんとなく理解していた

永久を生きられる私達は時間と言う概念が磨り減っていったのだ

決まった生命、決まった時間、限られた余暇の中で生活していた昔とは違い、永久の命、完全に自由に過ごせる日々を手に入れた私達にとって10秒物思いに耽るのも1日物思いに耽るのも大差ないのだ

時間と言うのを感じられる唯一の事象は自然の移ろいを観察する事だけとなっていた

直物のような精神と言うのか

私達の精神状態はこの時既に人間だった頃の面影を僅かに残すのみにまでなっていた


そしてその後の何世紀か経った頃

我を無くし永遠に途方にくれるだけの活動が続くかと思われていたが、それも終わりを迎えた

ライフラインが完全に停止したのだ

完全自動化されてるといっても人の手が入らなければ朽ち果てる

その時が訪れた。電気、ガス、水道、食事の配給装置に至るまで全てが停止

しかし飲食すら必要なくなった私達にはもはや食事と言う行為は自らの擬似的な空腹感を満たすだけのものだった。例えそれが途絶えたとしても特に問題はない。

だがその考えは大きく間違っていた


強烈な空腹感

もはやそれは人であった頃のただの記憶の残滓かと思われていたそれは予想以上に大きなものだった

人間としてではなく生物としての本能

それは不老不死となった私達にも大きく現れた

今までは一日の流れで自然と行っていた行為としか考えていなかったそれは植物並みの精神となった私達を動物的な精神に引き戻すほどだった

全く文明を失い微生物と指して換わらない生命活動を行っていた私達は類人猿ほどの生活レベルにまで引き上げられた

狩りを行い、肉を食べる

ただただ空腹感を満たす為だけの行い

加熱処理もしないままの生肉を貪るその姿は人の姿をした猿と殆ど変わらないものだった


人の姿をした猿はその後も動物的な活動を続けた


そしてそれからどれほど経っただろうか

長い長い時間の末、食料としていた動物達も死滅するに至った

考えてみれば当然だろう

私達は増える事はあっても減る事は無い

さらに言えば私のような不老不死化を受けた第一世代の人間に限らず私達の子孫もまた遺伝と言う形で不老不死となっているのだ

しかし他の生物は違う

生まれこそすれば死ぬ事もする

人が狩り尽くすのも道理だった



そこからは悲惨だった

動物的な精神のまま満たされぬ空腹感を持った生き物は遂に共食いを始めた

ある意味最も効率の良いサイクルだろう

私達は死なない、つまり肉を食いちぎられようが、はらわたを貪られようが再生するのだ

痛みこそあれど死ぬ事は無い


最初に餌食となったのは女だった

不老不死の力で全盛期の状態を維持しているとはいえ所詮女は女

根本的に体のつくりが違う男と比べれば力負けするのは当然のことだった

男に貪られては回復し、必死に逃げる

そしてまた捕まり肉を食いちぎられる


その光景は遠い昔みたゾンビ映画のようだった




そして私達のサイクルはまたそこで一旦幕を閉じた

次変化が生まれるのはいつなのだろうか?

星が終わりを迎えるその時か、氷河に包まれるその時か

いずれにしても死なない、死ねない私に終わりも、希望も、救いも無い

永久訪れる事が無い終わりを夢想しながら私が唯一人間たらしめるこの日記を書き綴るのみだろう

次に私達に変化が訪れた時、またこの続きを書き綴るとしよう

願わくば、私の気が振れる前にその時が訪れん事を。

昔のえろい皇帝や貴族達はなんで永遠を生きたいと思ったんでしょうね

私にはさっぱり理解できません

考えるに、永遠を生きても自分を満たせられると錯覚するくらいに裕福な生活を送ればそういう考えにもなるのかもしれませんね


書いてる途中でこれ脳みそに意識をシャットアウトするように電気信号を分断する鉄板かなんかぶっ指せばいいんじゃ?とも考えましたけどそんな中途半端なハッピーエンドなんてつまらないですよね

ハッピーエンドにせよバッドエンドにせよぶっちぎってないとなんかコレじゃない感を感じます


しかし初めて小説(モドキ)を書いてみましたがいやぁ大変ですね

行き当たりばったりの想像で書いてないと言うこともあり話が詰まる詰まる


次は登場人物を増やして話を回転しやすいような何かを書いてみようかと思います。

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