不老不死になった人々
初めて書いてみる小説(のような何か)
読者様へのお願い
・誤字脱字は気をつけてるつもりですが絶対どこかしらにあると思いますが人間だもんね、仕方ないね。
・表現方法がおかしい所があるかもしれませんが私はそう感じたんだからそれで良いんだよ(暴君並
・そんな科学or法律、現実的に考えて無いやろwww現実じゃないからあっても良いんだよ
読者様への注意喚起
・グロテスクな表現があります。気分を害した場合は画面から離れて深呼吸した後続きから読みましょう。
いつかの未来、または過去
どこかの世界、或いはこの世界
人は言った
「死なず、老いず、常に健康な肉体こそ幸福である」
もうどれほど経つだろうか
私達は永遠の至高の幸せを手にしたと歓喜したあの日から
それは偶然だった
とある科学者の見つけた遺伝子
その遺伝子の配列を少し変えるだけで人は古来より夢見てきた不老と不死の体を手に入れることとなった
人々はその科学者を称え、老いの焦りも死の恐怖も永遠にかなたへと追いやる事に成功した
当然、私も喜んだし、周りの人々も世紀の発見だ、などとその科学者をもてはやした
小難しい理屈はわからないがそれの処置は想像していたよりも簡単なものだった
近場の病院に行き、薬を服用し、暫くの入院をした後問題ないようなら退院
費用もそこまでかかるものでもなかった
本当に、それこそ昔で言うところの風邪にかかって病院に行くのとさして変わらない
驚くほど簡単に、不老不死になる事が出来た
その手軽さと費用の低さから瞬く間に不老不死化は広まった
確か、当時のニュースでは普及しだして一週間経った頃には全世界の人口の3割もの人間がその処置を受けたと言っていたか
確かに覚えてるのは一年と経たないうちに全人類がその肉体へと変貌したという事だ
そして二年と経たないうちに想像していた現実とは違う世界が広まった
最初に起きた異変はモラルの変化だ
とある日のニュース
少年がクラスメイトを半殺しにする事件があった
いや、正しくない
死なない以上殺される事も無いのだから半殺し、と言うよりリンチにした、といった方が正しい
その加害者の少年も同じ事を思ったのだろう
死なないのなら、殺人にならない。死なないのならどれだけ殴っても平気だろう。と
テレビのニュースでは詳しい事は伏せられていたが、その内容はリンチと言うには生易しいものだったそうだ
最初にその現場に出くわした教師は血まみれの教室に横たわる、時折ぴくぴくと痙攣する肉の塊をみたらしい
理解できなかった。
ニュースの記者に現場に出くわした状況を聞かれた教師が言った言葉だ
まともな人間なら死なない方がおかしいほどの暴力
しかし、私達は既にその"まとも"に当てはまらなくなっていた
教師があっけにとられているとその肉の塊が蠢き始め人の形を取り出した
そこで、ようやく、その肉の塊は自分が受け持っていた生徒だと気付いたそうだ
加害者側の少年は当然現行犯逮捕
被害者側の少年は肉体は全くの健康。傷跡の一つも無い普段と全く同じ姿だった
精神は、全く別になってしまった
老いず、死なず、肉体を健康な状態に維持する。
しかし精神は別
殴られても殴られても暫くすれば身体は元に戻り、そしてまた殴られる。
常に健康な状態に回復させようとする肉体では気を失う事も出来ずに気が振れるまで殴られる。
そんな事をされて精神を正常な状態に保っていられる訳などなく、その少年の人格は破壊されてしまった。
被害者家族は当然加害者の少年に対して殺人罪の適用と死刑の宣告を要求した
この時になって漸く自分達のモラルと法律が完璧に破綻してしまってる現実にぶつかったのだ
殺していないから殺人罪は適用できず
死なないから死刑も出来ない
加害者の少年に科せられたのは暴行罪と同程度の処罰だったそうだ
世間に与えた衝撃は大きかった
このときになって、私達はようやく、自ら地獄の釜に飛び込んでいたのだと気付いたのだった。
勢いで書いてるからなんとも言えんけどこれくらいの文字数であと2章~3章くらいになるんじゃねーかなーと考えてます
気になった場合はコメント下さると私の活力になって書き進めるスピードも速くなると思います
まぁコメントZEROでも書き進めるんだけど
つまり私が楽しめて書ける事が重要。そうだよな?