こんなチームが第一位?
久しぶりの連載です。
私の小説を以前に読んで頂いた方は知ってると思いますが、ものすごく下手なので、ご了承下さい…
「ジョーカー、只今戻りました。」
僕の名前はジョーカー・エアクミアル。ギルドに所属しているチームのNo.4だ。
「遅いノ。ジョーカー。」
こいつはNo.3のジャック・エアクミアル。薬を扱う博士の称号を持つ少女で、桃色の髪をしている外国人。これでも昔のあだ名は『悪魔の処刑人』というちょっとした有名人だ。
「………Zzz…Zzz」
常に寝ているのはNo.2のクイーン・エアクミアル。真っ白の髪を後ろで小さくひっつめにしていて、息をする度に上下する。ちなみに男。
「おーほっほっほっほ!!あたくし様の3騎士は揃ったのかしら!?待ちくたびれて死にそうなのよ!!」
目が痛くなりそうな明るい金色の髪と、鼓膜が和紙並みの強度になるキンキン声を引き連れてやってきたのは、キング・エアクミアル。このチームのNo.1で、その名の通り、チームの王様だ。
「遅れてすみません。キング。」
「あたくし様を待たせるなんていい度胸ね!ジョーカー!まっ、あたくし様は心が海よりも深く宇宙よりも広いから許してあげてもよくってよ!おーっほほほ!」
海老のように反るキングを見て僕は心の中で、あんまりやりすぎると背骨が折れますよ。と、呟いた。
「あんまりやりすぎるト、背骨、ガ、折れる、ト、思うノ」
僕の横でジャックがボソッと呟いた。そして、僕のことを上目遣いで見上げると、にっこり笑った。うっ…可愛い…。
「ハッ…ジョーカーいつ来たんだ…?気付かなかった…」
クイーンがやっと起きる。特徴的な薄緑の目が眠気で半目になっている。僕は微笑んで、
「おはよう、クイーン。いつまで寝ているのか心配になったよ。」
ああ、このほのぼのした時間が永久に続けばいいのに…
「おーほほほほっ!それではあたくし様の素晴らしすぎる今回の依頼の発表と作戦会議を始めるわよ!」
不意打ちのキングの大声に全員の耳がやられたようだ。ジャックは目から星が出ていて、フラフラしている。取り敢えずゆすってみると、桃色の髪が小刻みに震えている…
「ジャック…?」
「ブッ殺し、テ・ヤル…あの、金ピカ女…どうして、ヤロ、ウ、カシ、ラァ?ウ•フ•フ」
などと呟いている。怖い、怖すぎる。
「落ち着いてくれよ。ジャック。クイーンも今回はおとなしいし…」
クイーンの方を見ると、目がカナブンの背中のようにギラギラと光っている。
「ち、ちょっと…」
次の瞬間、キングにむかって、ジャックの攻撃用の薬+クイーンの爆弾が投擲される。
「ムウ…ッあたくし様はこの程度じゃ…」
こちらもさることながら、跳躍。そして…
「死ななくってよおおおぉっ!」
武器の大きな銃で薬と爆弾を破壊。それに伴い、爆発。
「うっ………」
僕はとっさに身を隠して防御。他3人も同じように回避。
「ペッ…………クソッ、ミス、を、した、カ。」
口に入った何かの欠片を吐き出したジャックはキングのいたところを睨む。
「そのようだな。」
クイーンも恨めしげに睨んでいる。はぁ…
そんないい感じのシリアスムードをぶち破って、またあのキンキン声が響く。
「おーほほほっ!あたくし様を倒したかったら核爆弾でも持っていらっしゃい!速攻で撃ち落としてあげるわ!!」
ああ、本当にそうしたい気分ですよ。キング。
「さっさと始めましょうキング。」
僕の堪忍袋の緒が限界なので。
「そうよね!!ジョーカーは話がわかっているわ!!あたくし様が褒めてあげるわ!!おーほほほほ!!」
うざい。うざすぎる。僕はなんでこの人をボスに選んでしまったんだろう…今ここに過去の自分がいたら、恐らくタコ殴りにして、「テメエふざけんな!!」となっていたことだろう。そんな僕の独白をキングは無視して、依頼の紙を示した。
「これが今回の依頼よっ!!」
ここまで読んでいただいてありがとうございます!!
できる限り更新致しますので、チェックして頂けたら嬉しいです。