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愛憎

作者: 水鏡 夜月
掲載日:2026/07/14

私の過去、そして現在の淡い恋心についての、ほんの700字程度の駄文。

たかが数分から十数分程度で読み終わるので、少しだけでも読んでもらえると喜ばしい。

私は、中学校時代の、とある同級生の女子の事が好きだった。いや、好きだった、というより、好きという表現の方が正しいだろう。何故なら、私はまだ彼女のことが好きだからだ。過去の私と彼女の関係は、まあ、主観的に見てだが、中々に良好だったと言えるだろう。だが、今はもう、そうではないのだ。

学校からの帰り道、バスに乗っていると、彼女を見かけることがある。その度に、彼女は私に軽蔑的な、あるいは嫌悪のようなものが詰まった視線を向けてくる。時には、私と会わないようにするため、一つ前のバス停で降りていることさえあった。しかもそれだけではなく、彼女は友人と面白そうにひそひそと、私の方をちらりと見て(これはもしかすると私の気にしすぎかもしれない)話しているものだから、私は、それを見てどうしようもない気持ちになった。少しでも、私のことが好きなのかもしれない、嫌いではないのかもしれない。そういう、淡く、あり得ない期待を抱いてしまっていたのだ。それから私は、彼女を見るたびに、はらわたが煮えくり返るような、胸を締め付けるような激しい憎悪に襲われるようになった。

でも、だからといって「彼女のことが嫌いか?」、と聞かれれば未だに、「いいや、私は今も彼女のことが好きだ」、と答える自信がある。だからこそ、こういった強い憎悪を抱くことができる。そう、私は信じたいのだ。

だが、信じたところで意味はないだろう。私は、どうにかして彼女に聞いてみることはできない。いや、できやしない。なぜならば、私は怠惰だからだ。どうしようもなく怠惰で、傲慢で、かつ愚かな人間であるからこそ、彼女は私に失望しているのだろう。そう、私は結論付けることにした。

「ここは改善すべき」という点は是非ともコメントで教えて頂けると有難い。

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