表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
分断の国(仮)  作者: キロヒカ.オツマ―


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

7/42

第七章 刺殺事件第一報

地元紙の社会面は小さかった。『蒼浜市で男性刺され死亡』。顔写真なし。背景説明なし。


 鷹宮は記事を折り畳み、現場へ向かった。路地は狭く、海からの湿った風が血の匂いを残している。


 警察の規制線はすでに撤去されていた。早すぎる。


 近所の老人が呟く。


「揉めてたらしいよ。基地のことで」


 揉め事。便利な言葉だ。誰も深く掘らなくて済む。


 鷹宮は被害者の名前をメモした。二十七歳。アルバイト。反基地集会に顔を出していた形跡がある。


 胸の奥がざらつく。これは街の問題じゃない。処理された匂いがする。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ