11.スライム擬態する
土蔵での休憩を終えた。
ある程度の戦闘をしてきたので現状把握
「ステータスオープン」
【パフィ.エルフィネLv23→Lv28】
【スライム グラトニー種】
【HP】94→104
【MP】129→149
【筋力】67→77
【防御】69→79
【魔力】124→144
【敏捷】76→91
【知力】632→647
《スキル》
《錬金術Lv10》
《偽装Lv10》
《土魔法Lv10》
《水魔法Lv10》
《火魔法Lv10》
《生活魔法Lv10》
《射術Lv5》
《扇術Lv5》
《捕食Lv1》
《擬態》《身体強化Lv1》
着実に力を付け成長している。
しかし、スライムボディーでの戦いにも限界を感じできている、圧倒的な身体能力が有る訳では無い、武器と防具の装備類は一切無し、魔法を駆使した戦闘しか出来ないのだ…
やはり《擬態》するしか無い?ゴブリンの姿に擬態する?
ん?ふと疑問に思った、身体の全てを擬態するのではなく、身体の一部を擬態する事ができるのでは?と思ったのだ。
元錬金術師として可能性があるかも?等と思うと試さずにはいられない衝動に駆られる。
頭の中で身体の一部を鉄扇への擬態イメージすると、「あっ、擬態出来てる!」
これなら近接での戦闘も出来そうだ。
期待に胸を膨らませ地下2階層の攻略を再開すると、ゴブリンが現れたのだ。その数は10体だが、鑑定の結果レア個体は居なかったので、新たな能力を試すには丁度いい!
透かさずゴブリン達へ攻め入る、鉄扇をイメージして身体の一部を擬態化する。
そして体を中心に両手で鉄扇を広げるように回転する。突撃してきたゴブリン達4体をアッサリと切断した。残ったゴブリンが怯んだのを見逃さずに追撃の魔法「風の刃」を放ちゴブリン達の首を跳ねて戦闘は終わった。
この擬態は予想を遥かに超える成果をあげ、今後の戦い方は楽になる事になるのである。
魔法で武器をイメージして戦う事で近接戦闘が出来たが、魔法発動中の為に次の動作にタイムロスが発生する。擬態化は擬態して時点で魔法発動完了なので、擬態状態で戦闘しながら魔法を発動する事が出来るのは最良だ。
既に身体の擬態化に付いては、色々と候補があるのでこの先の戦闘で試していく予定、ただの戦闘ではなく試すというのは、昔の研究に明け暮れた頃を思い出すので、早く戦いたい!色々試したいと思う探究を求める自分が居るのだ。
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