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その存在が消える前に  作者: 一条悠
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やっぱりおかしい

毎日こんなことがあるかというとそんなことはない。

でも2日に1回。

かなりの頻度で身に覚えのない言動が出てくる。


今日は昼休みに食堂に行ったら食堂のおばちゃんに変なこと言われた。

「さっき授業抜け出して昼ごはん食べよったのにまた昼ごはん食べるんな。育ち盛りやねぇ。」



さっきとは………

1から4時間目までしっかり授業受けてた。

んで、4時間目終わって昼ごはん食べに食堂へ来た。

よく腹痛に襲われてトイレに走るけど、今日は授業中一度もトイレに行ってない。つまり授業中1度も教室から出てない。

そもそもだらけきった高校生活してる私でも、4時間目の間に食堂で昼ごはんは絶対にしない。

1人で食堂とか恥ずかしいやん。


「さっきまで授業やったんでおばちゃんの見間違いなんじゃないですか。」

授業を絶対に抜け出してないという証拠ならある。

先程の授業で当てられて口にするのも恥ずかしいミスをしてきた。あのクラスのみんなが証言してくれる。

「いやいや、あんたほど細くて背が高い子はなかなかおらんよ。顔だってちゃんと見たけん間違いないわ。」


平均より細くて背が高いと自負しとるけど姿だけでは見間違いの可能性大。

だが、顔まで見たと言われたら返す言葉もない。


一体なんなんやろ。

私に姉はおるけど、双子でもなんでもない。

むしろ似とらんよねって言われる。

姿形全てがそっくりさんなんておるわけないし。


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