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その存在が消える前に  作者: 一条悠
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不思議な朝

よろしくおねがいします。

朝からなんかおかしい。

不思議なことが二度も立て続けに起こった。

こんなことあるだろうか?



いつもと同じ時間に起きて両親におはようって言ったら、

「あれ?さっき行ってきますって行かんかったっけ?」

と不思議な顔された。

行ってきますも何もたった先程起きたばかりなんだけど。

寝癖だらけの起きたてが行ってきますなんて言うわけない。

さっきのさっき目覚ましがけたたましく鳴るまで大爆睡していた。夜中も一度も目覚めていない。

「さっき起きたばっかりやで」

「え?あ、そうなん。」

朝はみんな寝ぼけ眼のまま忙しいから半分夢で寝ぼけとったのかもしれない。



きっと気のせいだよ。

気のせい

気のせい



かと思えば

高校についてからも似たようなことが起きている。

いつもと同じ時間にいつもと同じバスに乗って登校していつもと変わらず同じように同じクラスの友達に声をかける。

「おはよって珍しくトイレから戻ってくるん早いやん。」

「鞄持ってトイレ行ったん?」


ん?

トイレとは?

私はたった今登校して真っ直ぐ教室に来たばかり。

トイレとはなんなのだろうか?


他の友達も今日珍しくトイレ早いやんだなんて笑っている。

「トイレ?私トイレなんて行ってないよ。たった今教室来たとこだよ?」

みんなで首を傾げる。

「早よ目が覚めたけん早よ来てみたって言いよったやん。そんでさっきトイレ行ってくるって行ったやろ?」

全く身に覚えのない話をされて訳が分からない。

「みんなで蜃気楼でも見よったんちゃう?」

「そうやとしたらまじウケる〜」

ワイワイガヤガヤしていたら朝のホームルームが始まった。



普通立て続けにこんなこと起こるだろうか?

寝坊して、学校では筆箱忘れて、部活では部活着忘れて…なんていう立て続けにショックなことが起こるツイてない日は稀にある。

でも怪奇現象みたいなのは今まで体験したことないし、聞いたこともない。

なんなら幽霊の類いみたいなのは信じていない派である。

仮に怪奇現象の一種だとしても、昨日も一昨日もそれより前もそういうのに出会うようなキッカケになる出来事に遭遇したことはない




はず。



ありがとうございます。

おおきにとは言いません。

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