表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
94/359

第94話無理を押して

エポジンだけを打ってもらって翌日から新潟からホテルを回ることにしました。

今回は3軒のホテルを2泊3日で回ります。

女房が不安そうな顔をして尿漏れパンツを3日分鞄に入れてくれます。

相棒が新幹線の予約とレンタカーを借りています。

「社長から反対を宣告されなかったですね?」

彼は3年半この会社にいて社長のことは私より詳しいのです。

「幹部連中が全員反対したとは言ってたな。だがこちらもそうだろうけれど、社員についてはあまり信用してなさそうだ」

「でもめったに自分では決めないのですよ」

「だが今回は条件付きだけど家賃の引き下げを認めた」

今回はノートを持ってきていて、合間に独立採算のプランを立て始めている。

「それはきっと専務の意見を取り入れたと言っていると思いますね。失敗したら責任を取らされますよ。成功したら次々と新しいことを言ってきます。まともな社員は6か月ともたないのです」

「じゃ二人ともまともな社員じゃないことになる」

「だから生き残っている社員は自分の守備範囲を守り、新しいことに手を出さないのです。それと身を守るためにすぐに群れるのです。もちろんその中の一人でした。でも専務はその人たちと違うのです」

珍しく相棒はよくしゃべります。

私は今まで仕事をしてなんぼの会社で育ってきました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ