表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
86/359

第86話腹をくくる

高カリウムになっているのでベランダ菜園のサラダ菜を茹でこぼしで食べるようにしています。

弁当と外ご飯を交互にして女房の負担をできるだけ軽くしています。

相棒が来たのでどうしても打ち合わせを兼ねて食事ということになります。

相棒には経理の勉強ということで新しい月決算をお願いしています。

私は修繕とリフォームの年間計画にかかっています。

確かに売り上げは月1億9千万に伸びて、経費も20%カットに成功しました。

でも修繕とリフォームの年間計画をはめ込むと黒字から赤字に転落します。

女性陣に同業者の家賃平均を作ってもらっています。

「やはり社長の言うように家賃が高すぎるね」

話す相手ができたことはうれしいですね。

「同業者の平均と比べるのですね?」

「各ホテルで2割~3割高い。これでは返済と合わせて資金繰りは大変だ。だがここを提案するのは難しい」

「それはどうしてですか?」

「本社の収益を下げることになる。出向の難しいところだよ。これじゃ生かさず殺さずの政策だが、いずれ総崩れになるなあ。本来は本社のためにもなることだがなあ」

もっと難しいことは本社は社長を始めそんなことに全く関知していないからです。

「下手をすると、この提案書で本社に戻される恐れがある」

と言いながら最後の仕事だと腹をくくろうとしています。

本社に戻るとまた病状が悪化する気がします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ