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第82話相棒

今日も女房と朝大川沿いを歩いて会社に向かいます。

不思議なことで20000歩も毎日のことになると苦になりません。

女房はパソコン教室が楽しそうです。

「しんどかったら辞めてもいいのよ」

「いや少し慣れて来たよ」

最近は排尿痛を身構えることはなくなりました。

会社に着くと一人きりの部屋の鍵を開ける。

これも慣れてきましたね。

「あれ、どうしたの?」

部屋の椅子に例の不動産事業部の主任が笑いながら頭を下げています。

「私も出向になりました」

「そんな話は少しも聞いてないよ」

「いえねえ、社長が珍しく不動産事業部を集めて、ホテルの方も忙しくなったので誰か手を上げないかと急に言い出したんです。部長の仕事ぶりは時々見ていたので一度本当の仕事をしてみたいと手を上げたんです」

確かに助かるのだが。

「本社の人達は自分の仕事を抱えて、足の引っ張り合いばかりでいい加減に疲れましたよ」

「いつから?」

「今日からです」

「まず机と椅子、パソコンを買わなければなあ」

「でも足手まといになるかも?」

「いやこちらも勉強中だから。でもやることは山のようにある」

久しぶりに人口密度が増えた孤島です。

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