表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/359

第75話課題が山積み

全国の幹部社員を集めました。

私一人の寂しい部屋が熱気むんむんです。

流石に今回は女性陣がレジメを作ってくれたり、飲み物を用意してくれています。

大阪のミナミのホテル3棟の支配人と警察、消防、各種申請を一括担当している時々事務部に顔を見せる職人らしい人が窺うような目で発言します。

「いままで本社は任せきりだったのに、どうして今回出向部長を派遣してきたのですか?」

「ご存じかどうかわかりませんが、このホテルグループは長期の赤字のため無理な資金繰りをしており、このままでは破たんして取り返しのつかないことになります」

「赤字?」

「実はそうなのです」

社長が肯定します。

「まず全体で早急に1億8千万まで上げた売り上げを2億に持っていきます。それから経費を2割ダウンします。それでおそらく黒字に展開するはずです」

「もともと使っていたところを本部から切り替えさせられたのです」

地方のホテルを担当している若い幹部支配人が答えます。

「このレジメにある業者交渉をして値下げするか切り替えをするか社長と相談の上決めます。当然それぞれ意見がほしいのです」

「ボイラーの交換や補修はどうするのですか?」

「これは別枠で検討します。ここ3年のうちに必要となるものを各自提出してください」

「もう一つ私達の給料の格差があまりにもひどいのです」

再建にはあまりもの課題がありすぎます。

3時間の会議中トイレはもちましたが、どうも血の気が引いた感じがします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ