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第70話エポジンにも副用

血尿で貧血が進んでいるので朝1番に病院でエポジンを臨時に打ってもらいました。

診察ではないので30分ほどで済みます。

「また血尿ですか?」

久しぶりにあの若い女医が声をかけてきます。

透析室だけでなく、ここも担当しているようです。

「貧血(腎性貧血)を治療するための薬ですが、これも副作用がありますので気を付けて下さい。寒気がする、冷汗が出る、手足がしびれる、立ちくらみ、呼吸困難、胸が苦しい、発疹、じんましん、かゆみ、むくみ、血圧が下がるといろいろあるのです。まだお仕事されているんですね?頑張ってください」

今日は昼からホテルの社長が来ます。

いつものようにペットボトルを持ってきてくれます。

「公共料金の遅延については私も知りませんでした。毎月いろいろなお金で手当てしていたことは知っていましたが、3か月も延滞できるのですね」

「それで電話でも説明したのですが、親会社からの融資金が工事費や備品に使われていないのです。すべて分割で今も支払われています」

これはここ1年の融資と分割支払いの状況をリストにしました。

社長の対応次第では険悪な雰囲気になるのが心配です。

「よく出来ていますね。私もここまで把握できていません。これ頂いていいですか?」

悪意が全くないのです。

「10億ほどが融資で出ていますが、3億~4億が運転資金に回っています。使い込みと言うわけではないですが、経営者としての社長の信用には大きくかかわりますよ」

「でも息子には毎月伝えていました。本来赤字の会社を引き継いだのですから」

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