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第360話第2の人生

「どうや裁判の方は?」

透析の後今日は先輩のシニアNPOの砂栽培のハウスを覗きに来ています。

「勝つのは勝てそうですが、相手の会社がぐらついているのですよ。出来るだけ勝訴金を当てにしない老後を考えたいと」

「君に参加してもらってから私の教室も次のステップアップの時期に来たと思っているさ」

卒業生がボランティアで立派になった苺の手入れをしています。

「現在半農半xの教室は何教室になりましたか?」

「こちらで3教室、外から2教室が使っている。もう畝が目一杯になっている。それで卒業生でグループを作って教室外の管理をこうしていて来週から日曜日ごと苺狩りをオープンするんだ」

「楽しそうですね?」

「編集長が取材に来るさ」

「どうですか彼女のフリーペーパーの反響は?」

今日は彼女は弟子を連れて葡萄園の春の作業を撮影に出かけています。

「大半の参加NPOが自前のフリーペーパーを辞めて、その代り色々な記事を送っているのさ」

「それでページが増えてきたわけですね?」

「それはそうと教科書を完全に自前にするそうだね?」

「もう準備をしています。通常の既成の記事ではなくNPOの実態を取り入れて作ろうと編集長に言っています。私の方が稟議書をNPOに上げました。現在3000冊ですが、教室用だけではなく書店でも置きたいというところが出てきているんです。第1版10000冊、思ったより利益が出ますよ」

いつの間にかボランティア達が呼びに来ます。

この畑にも桜が咲いていたようでバーベキュ―が始まりました。

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