表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
329/359

第339話企画書の夢

透析のない日を予約してNPOの編集長と地下鉄で5つ向こうの駅を降りて遊休地になっている畑を訪れます。

「助成金は思ったより早くおりましたね?」

「あれは理事長の顔です。行政とのパイプが出来ているのです」

シニアNPOでは何度も呼び出しを受けたのが嘘のようです。

「思ったより広いですね」

ともう取材の撮影に飛び回ります。

「どこまで進んでいるの?」

「遊休地歴が古く予定通り土の入れ替えを済ませました。今日から半農半xの生徒で畝作りです」

そう言えば35人ほどが鍬を振り回しています。

彼は農業訓練の同期で卒業後今は講師に転職しています。

「もう一クラス出来るようなので授業調整をして畝に3種類の色札を付けています」

「計画では4月には3クラス体制にする予定です」

企画は私の仕事で、いつの間にか編集長が隣でメモを取っています。

「ここは砂栽培のハウスは?」

「今年の秋を考えています。年内最大5クラスの容量が限界ですね。それで試算表の利益が確保されます。プリーペーパーの半農半xの特集をするらしいね?」

「それで企画書を読み込んでいるんですよ。ああいう仕事もしてみたいな」

彼女は40歳代半ばですが、どう見ても35歳くらいにしか見えません。

NPOでは理事長のお気に入りらしいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ