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第338話報告

シニアNPOを覗くと先輩の理事長は手が空いたら砂栽培のハウスに籠っているとのことです。

昔私の協力で貸農園を初めた時期があります。

残念ながら痛風で諦めてしまっていたのです。

「久しぶり来てくれたか」

「これはイチゴのですね?」

「ああ、若い農業の先生がな、半農半xの授業でイチゴの苗の植え付けをしたんや。これは自分の庭で作った苗やて言うてな」

「今年はイチゴを食べに来ますよ」

「それより半農半xチームが向こうに行って寂しくなったわ。どうや?」

「やはりチームをNPOに移したので戦力もアップしましたよ。それに募集力も強いし、行政のパイプが太いですからね」

最近の進捗をまとめてレジメにして持ってきました。

「今年中には講師の登録は100人になるでしょう。今のところ教室を30教室を目標にしています。ただ問題は助成金申請やそれぞれのNPOの財務内容が違うので準備が大変ですよ」

この作業は私が担当していてそれぞれのNPOの事務長と連絡を取り合っています。

まだ決まった制度にはなっていないので書式は様々です。

「湯割りの薄いの行くか?」

「ええ」

彼と話していると昔毎日のように立ち飲みに行っていたことを思い出します。

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