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第336話プロジェクトチーム

女房がNPOの取材の出ているフリーペーパーを見て、

「お父さんもまた活躍の年が来たのね」

とにこやかに笑っている写真を指差してよろこんでいます。

今日は一人IT社長をNPOの半農半xプロジェクトチームに紹介します。

彼が挨拶を済ませてさっそくチームの作業進捗確認していきます。

「助成金は第1回目の説明を終えてとくに大きな修正はありません。今回彼にパワーポイントやホームページの変更をしてもらっています。プロジェクトチームはシニアNPOから3名が参加して入っていただいています。募集の方は?」

今回から後輩の編集長が募集、企画を担当してくれています。

「フリーぺーパーから50人ほど問い合わせが来ているので、来月5日に説明会をします。5名の方に参加お願いします」

レジメに経理担当、農業担当、一人IT社長、私に彼女が入っています。

土曜日に3時間コヒー付きで80名入れる部屋を選んで私の透析も考えてくれているようです。

「貸農園と砂栽培ハウス予定地はここから地下鉄で15分のところで交渉をしています。それに講師の育成教室はすでに関係者で12名の申し込みがあり、3日後から開講です」

事務長がスケジュール表を映し出して説明します。

いつの間にか私の横に理事長が座って笑っています。

「昨日近畿のNPO連絡会で発表して来たよ。結構賛同者が多いな。助成金を待たずに契約をして春蒔きの種を蒔かないかん」

明日は透析の後ビデオを持って一人IT社長と予定地に出かけます。

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