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第244話厚生年金裁定請求

今日は農業訓練を休んで朝から区役所を回ってから年金事務所に出かけました。

何とも人だかりで2時間も待たされてやっとカウンターに呼ばれます。

「必要書類を提示してください」

かなり疲れた声です。

「裁定請求書と基礎年金番号通知書ですね。戸籍謄本は受給権発生後1ケ月以内のものですか?住民票の写しも同様ですね」

と言いながら慣れた手つきでホッチキスで止めていきます。

「配偶者の非課税証明書と雇用保険被保険者証もありますね。預金口座はこれでいいですか?」

前もってネットで調べて用意していました。

「あなたの場合は60歳から報酬比例部分の支給ができます。お勤めの経歴に漏れはありませんね?」

「はい」

「少しお待ちください」

20分ほどすると計算したものを持って戻ってきます。

「これが月の支払額になります」

8万5千円ほどしかありません!

これでは生活ができません。

何とかして働くしか方法はないのでしょうか。

労働裁判+膀胱がん+腎不全このトリプルパンチに抜け道は。

60歳になってしまいました。


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