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第194話賃金仮払いの差押え

「今いいですか?」

労働裁判の弁護士からです。

「賃金の仮払いの最終の法廷でしたが、結局引っ張ってきた証拠が出ませんでした」

賃金の仮払いは本人が出る場面はありません。

「それで何を言っているのですか?」

「履歴書から見て相当の貯蓄があるはずだと相変わらず言っています」

「だから通帳も家族分提出したはずですよ」

「裁判官も呆れています。月末には決定が出ると思います」

「決定が出たら、翌月の給料日から決定の額の振り込みが弁護士の口座に振り込みされることになります」

「どうしてもきちっと払ってこない気がしますが?」

「その場合もあると思います」

これは本気で心配しています。

実際に過去の裁判で支払いを無視した実績があります。

「調べてみたけど、差押えは可能ですね?」

「もちろん可能ですが、私もした経験がありませんし、決定額を毎月差押えするのは大変ですよ」

「これだけは自分でします」

生活がかかっています。

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