表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/359

第13話食事療法

膀胱がんについては実感のない入院となりました。

痛みもなくちょっとあっけない感じです。

それよりも腎不全の治療に突入したように思います。

毎日内科の若い女医さんが覗きに来ます。

「血圧と血糖値を抑えることから始めますね」

と言われて、初めて自分の数値を見ます。

血圧は75-180で血糖値は200に行く日もあります。

「まず腎臓病の軽症の時期から食事療法をすることにより、確実に腎不全への進行を遅らせることが可能です。腎不全は血清クレアチニンの値が2 mg/dLを越えた状態を言います」

4.5mg/dLですからもう立派な腎不全です。

「塩分の過剰摂取は腎臓に負荷をかけ、また血圧も上昇させます。1日の塩分摂取量は5~7gまでとし、できれば5gまでとするとより効果があります。蛋白質は体重 1㎏当たり0.6g/日が必要とされ、一日換算で約30g~40gです。

低蛋白食によりエネルギー摂取が不足すると、体脂肪を燃やすことで不足するエネルギーを補充しますが、その際に細胞が壊れて多量のカリウムが血液に流出しますので、エネルギー補給を十分し、体脂肪が燃えないようにすることも大切です」

説明を受けますがもう一つ実感が湧きません。

ただ女房は細かな計算を見てため息をついています。

「カリウムとリンには特に注意が必要です」

でも本人はまだ会社のことが気がかりです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ