第137話異議申立書提出
ハローワークで名前を告げると、別のカウンターに座らせられました。
前回の上司らしい職員がファイルを抱えて出てきます。
「会社からは懲戒解雇で離職票が発行されています」
「私はサインをしていません。会社都合でお願いしたいのです」
「ハローワークは会社の申請で失業保険を判断しますので、懲戒解雇は自己都合か失業保険の対象にならないという判断をします」
ネットを読んだら担当者によりけりで・・・。
私はやも得ず、弁護士に電話に出てもらいました。
でも担当者は意見を変えません。
雇用保険が出ると出ないとでは大変なことになります。
30分ほど押し問答して、担当者は後ろの席に移って年配の職員と話し込んでいます。
今度は年配の職員が笑いながら来ます。
「この異議申立書に詳しい内容を書いて提出してください。1か月ほど審査はかかります。それでは困るでしょから、今から仮払いという形で離職票を受理します。形は自己都合になります。もちろん審査が通れば会社都合に変わります」
それだけ言われて離職票に係争中と判を押されて作業進行です。
もちろん翌日異議申立書をぎっしり書いて提出しました。
どうもごねないと次の話に進まない嫌な感じがしました。




