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第133話警察から呼び出し

不審な電話が何度も入ってくるようになりました。

用心のために留守電にして明確な相手だけでるようにしています。

リーダーの女性の携帯は解約されたようで繋がりません。

今日もハローワークに行って離職票が届いているか確認しましたが、残念ながら届いていません。もう2か月になろうとしています。

今の時間を無駄にできない!

そういう思いがあって今日は職業訓練のコーナーを覗いてみました。

「まだ離職票が間に合っていないのですが」

「それは今はいいですよ。今からだと9月の開講ですからね。職業訓練の受講はしたことがありますか?」

「いえ初めてです」

「それなら初級からはどうですか?パソコンはどうですか?」

「結構使います」

「シニアNPOっていうのは変り種ですよ」

申込書を貰ってまた今度は着信だけでなく留守電が入っていました。

「もしもし・・・Y署ですが、1度電話をください」

さすがに驚いて思いめぐらします。それでホテルの社長の言葉を思い出しました。

「もしもし、知能犯の○○刑事お願いします」

しばらくして、

「いやすいませんねえ。前にお勤めの会社のことで聞きたいことがあるのです。これから来ていただくわけには?」

「それは無理です」

「それなら明日10時にどうですかねえ?3時間ほどで終わりますよ」

どんどん深みに嵌っていくようです。

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