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第127話部下の退職

土曜日の夜に帰りがけに寄っていた居酒屋で会うことにしました。

スーツ姿で相棒だった部長が日焼けした顔で頭を下げます。

「全国の修繕したホテルを回って写真を撮って来いと」

「それはすべて確認済みじゃないの?」

「不動産部長がもう一度やるんだと喚いて」

「なんだか裏がありそうだね?」

私はビールを頼まずに酎ハイを頼みます。ビールは腎不全には要注意です。

「すいません。実は不動産部長に帰ってきたら専務に推薦すると持ちかけられたのです」

「それは前も言ったように、自分のことを考えて判断すればいいよ」

「すいません。それが戻ってきたら社長に呼ばれて現場のフロントをやるか辞めるかと言われたのです。私のいない間にホテル運営の事務所がここに移されていたのです。そこの上司の椅子にホテルの元専務が座っていたのです」

「彼は運営などできないし、ホテルの支配人は言うことをきかないだろう。先月の売り上げは?」

「1億6千万に。4千万も落ちています」

「それなのに誰も売り上げのことを言いません。女性陣にも会いましたが、新しいシステムが使い切れず無能力扱いをされています。どうも全員首にしろという指示に総務課長がハローワークに募集をかけています。彼女達はそれを知りません」

「部長はどうするのですか?」

「辞めようかと思っています」

「裁判をしますか?でも条件が整っているかそれは自分で確認しないとダメですよ」

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