表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
118/359

第118話盗聴テープ

今日は女房に病院まで車で送ってもらいます。

昨夜は3度15分程度の足のつりが続いてほとんど眠れませんでした。

足が浮腫んで像のようになっています。

いつものように主治医がパソコンを覗き込んで、

「クレアチニンは6.99と踏みとどまっていますが、尿酸値は上がってきてますね」

「足のつりがひどいのです」

「水が足にたまっていますね。漢方薬を追加しましょう」

「障害手当を申請しようと思っていますが、診断書はお願いできますか?」

「はい。仕事を続けるのはしんどいでしょうね。必要書類が揃えば受付に提出してください」

少しホッとしたような妙な感じです。

相棒からすぐに本社に来るようにとメールが入っていました。

本社に入ると総務課長に応接室に案内されます。

「社長からの呼び出しでは?」

「社長は出張中です。不動産事業部長と話をしてもらいます」

別人のような顔で不動産事業部長が入ってきて無言でカセットテープをテーブルに投げ出します。

「これは幹部会の盗聴テープだ」

「誰が?」

「元経理の支配人や。これを社長に出すのを独断で止めている。ここで辞表を出すならこれも公表しない。自己都合で処理をする」

どうも教えられた言葉をしゃべっているような感じです。

「聞かせてもらえませんか?」

「では社長に渡す」

「どうぞ」

全く何を考えてるのか想像つきません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ