表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

第3話 北条早雲と再会 やっぱトヨタに行かなきゃね

数日後、新元はトヨタディーラーへ。カローラ購入時の営業・北条早雲と再会。「竹田さん! カローラ絶好調でしょ? 雪国のロマン…って、え、売る!?」北条の目が飛び出る。新元が節約志向を語ると、「いやいや、カッコいいカローラを手放すなんて! 男のプライドですよ!」と熱弁。「プライドじゃ夜勤の疲れは取れねえ」と新元が返すと、北条は「ぐっ、確かに…」と肩を落とした。

北条が提案してきたのは、トヨタで扱うダイハツのミライース。「竹田さん、コレなら節約バッチリ! 雪国でもAT四駆、燃費20キロ以上、予算車両本体120万以下!」見積もりは新車140万円。カローラのローン清算後、5年ローンで月2万円、ボーナス払いは半額の年2回10万円。支払い総額30万円減、自動車税1万5千円、タイヤ代も半分以下。「スカイブルーで頼む」と新元。北条は「さすが、潔い! でも、日産サンの買い取り額、かなり頑張ってましたね、あとカローラの思い出…」と少ししんみり。新元は「新しい思い出作るさ」と笑った。ミライースの納車を待つ間、新元はアパートの断捨離に着手。物置から元妻との旅行写真、使わないスキー板、20年前のラジカセが出てきた。「なんで取ってたんだ…」写真に胸が締め付けられたが、「過去は過去」とメルカリに出品。スキー板5000円、ラジカセ3000円で売れ、「こんなんで金になるのか!」と驚く。クローゼットの古いスーツや健康グッズも処分し、部屋が広くなった。

娘に電話をかけた。「お父さん、元気?」「ああ、なんかスッキリしてる」娘の声に癒され、節約で浮いたお金で「今度、温泉でも行かねえ?」と誘った。娘の笑い声が、新元の疲れた心を軽くした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ