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⑥ タイムマシンで過去に戻るはずだった日。

もしもタイムマシンがあったら。

過去と未来、どっちに行きますか?

数年、数百年、数千年。

ワクワクする冒険物語です。

今回は数時間前に戻りたい澄香の話。

森の中に隠された丸い物体

どこか近未来を感じる銀色をしていて、よく見るとドアが付いている。

中に入るとボタンがいっぱいあって

手を伸ばすと光り始める

適当にボタンを押してみるとまばゆい光につつまれてー

目を開くと見たこともない景色が広がっている


なんてことはなく。

カーテンから差し込む光がまぶしく光っているだけだった。

その様子に思考が止まる。

今日は文化祭の日だ。

朝早く起きて

髪の毛を巻いて

軽くメイクをして

荷物の準備して

朝一でクラスの出し物の準備に行くはずだったのに。

起きる予定時刻は5時半。

現在7時5分。

普段の起床よりも遅い時間である。

学校に行くだけなら7時20分に出れば間に合うけど…

せっかくの文化祭でみんなはちゃんとおしゃれして来るだろうし

ちゃんと計画も立ててイメージはバッチリだったのに。

文化祭は今日と明日の二日間。

明日の自分に期待するしかない。

残念な気持ちしか出てこないものの見た目は諦め朝食を取るという選択をした。

結局ご飯に勝てるものはない。


家を出て歩きながら今日見た夢を思い出す。

森の中にタイムマシンがあって

気が付いたらどこかにタイムスリップしてた。

行くなら未来を見てみたいなあと思いつつ

上手く使いこなせれば昨夜寝る前の過去に戻って

寝坊しないように対策できるなあと思いなおす。

寝ている間に体が寝坊を悟ってそんな夢を見させたのかもしれない。

たどり着いたのは知らない場所だったから寝坊自体は取り返せないし

文化祭に行けないのは困るけど。

小さいころは

タイムマシンで未来に行って困ってる人々を助ける話や

過去に戻って歴史を変えてしまうピンチをハラハラしながら読むのが好きだった。

なのにいざ現実の自分に当てはめたら寝坊を回避できるという利便性しか頭にない。

なんだかもったいないなあと思う。

せっかくならはるか遠くの時代にいくワクワクを楽しみたいのに。


教室に入るとほとんどのクラスメイトがすでに揃っていた。

蒼也ももちろん来ていて

「おはよう、寝坊でしょ?」

と遅刻の原因をすぐに当ててくる。

「おはよう」とだけ返し荷物を置きに教室の後ろまで行く。

するとついてきた蒼也はどこかいつもと違う様子で

「明日の午後の後夜祭前、空いてる?」と聞いてきた。

いつもと違う様子に違和感を感じつつ「あるけど…」と答える。

蒼也は遠足とか文化祭のイベントごとの日に体調を崩しがちだ。

気分が悪いのを耐えているのかと心配するもそうではなかったらしく、蒼也はほっとしたような様子で

「じゃあ空けといて」とだけ言ってクラスの友達のもとへと戻っていき、文化祭を過ごすうちに私はその違和感を忘れてしまった。



タイムマシンがあっても、世界は以外にも些細な変化しか起きないのかもしれない。


世界は簡単には変化しない。



今日の日記。

タイムマシンで寝坊する前に戻っても

映画や本のようなワクワクした感じにはならないんだろうなあ。

明日は文化祭最終日と後夜祭。

ワクワクするような世界が欲しい。


読んでくれた方ありがとうございます。

文化祭は参加するより見てその場を感じるのを楽しむ派でした。

次回は蒼也視点で文化祭二日目です。


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