放課後の出来事
どうも野良猫です!今回はデート前の話です、なのであまり書くことはありませんがとにかく読んでみて感想がほしいです!
キーンコーンカーンコーン
学校のチャイムが鳴った。今日の学校が終わる。
「あー、終わったーかえるよー未耶、鈴音」と言いながら蘭華がこっちに歩いてくる。
「じゃ、帰ろうか。起きて鈴音。」
「んー、後5分。」鈴音が寝ぼけている。だが、蘭華は鈴音の起こし方を心得ている。
「鈴音ー、あそこにいちごタルトがあるぞー。」
「え!?どこ!?いちごタルト!」鈴音が飛び起きた。さっきまで寝ぼけていたのは何だったのか・・・
「そんなのないよ、帰るぞー。」そうして教室を出て玄関へ向かう。
「無い・・・そんな・・・」すごくテンションが低い。
そのテンションを上げようと蘭華が朝の話題をまた話してきた。
「そう言えばさー、先輩いつ会わしてくれるの?」するとすぐに鈴音のテンションが上がる。
「そうですよ、いつ会わしてくれるんですか?」
「そんな事言われても・・・」そんな話をしていると男の人に話しかけられた。
「あのー、未耶さん。」
「え?」そこには山井先輩がいた。
「や、山井先輩!」この言葉にすぐさま反応したのは蘭華だった。
「あのー!山井先輩!私、未耶の友達の蘭華って言います!で、こっちが鈴音です!よろしくお願いします。」
「あ、初めまして、山井健太です。よろしお願いします。」鈴音も蘭華も私が好きなところを探すようにみている。
「そ、それで先輩どうしたんですか?」
「あ、そうだった。この前、メルアド交換し忘れてたから今からできないかなと・・・」メルアド何それ?・・・あ、メールアドレスね。混乱しすぎてこんな言葉すら出てこない。
「は、はい!お願いします!」先輩の用事はこれだけだった。
「じゃーこれで。」
「は、はい。さようなら。」先輩が見えなくなるまでずっと立ち止まって見ていた。
「あのー、未耶さーん?」ボーっと立っていた私に鈴音が話しかけてきた。
「あ、うん。帰ろうか。」また帰り始める。
「ねー、どういう関係になりたいの?」蘭華が聞いてきた。そんなの答えは決まっている。
「えっとねー、内緒ー。」
教えない。その時が来るまでは・・・