私の友達
1話目は正直に言うと最終回です!こちらが正式な1話目なのですが、よく小説でラストを最初に書くというのがあるので最初に書いてみました。
冬に近づいてきた今日この頃、青南高校のとある教室・・・
「ねー!聞いて聞いて!私新しいリップに変えたの!どう?」とたわいのない質問を教室でしているのは今作の主人公、高梨 未耶高校2年生。
「そうだねー似合ってるよー」とおっとりした感じに話すのが花宮 鈴音同じく2年生。
「私にはわかんねーわ!リップとか女の子っぽいもの」と少しボーイッシュな感じのこの子は三井 蘭華同じく2年生。
この3人はいつも一緒にいる仲良し3人組だ。
「そう言えば、この前さーなおっちが紹介したい奴がいるって言ってきたんだけどどう思う?」と鈴音と蘭華に聞いてみる。
ちなみになおっちとは、本名 西條 直也、私の幼なじみだ。
「そうだねー告白じゃない?」
「いや!それは無い!断言できるね。」ここで少しムカッときた。
「それはどういう意味かな?蘭華ちゃん?」
「え?いや、それはそのー、あはははは・・・」
「ま、いいけどー」まだ少しムカッとしている。話を元に戻す。
「今日、その人と会うことになってるんだけど先輩なんだよねー・・・一緒に来てくれない?」
「嫌です。」「嫌だわ!」どちらも即答されてしまった。
「一人で行きなよ!どうせ直也も居るんでしょ。」
「そうだけどさー先輩なんだよ・・・怖いじゃん」そういくら私でも先輩はやっぱり怖いのだ!
「大丈夫、祈ってるよ」鈴音は人事だと思ってー!
「まー応援してるから行っておいで!結果は聞いてあげるから」蘭華は楽しそうに私のことを送り出した。
待ち合わせの場所は直也の家、近所だから子供の時はよく遊びに行ったなーと色々思い出していると直也の家に着いてしまった────
「行くしかないもんね・・・」そうして私は直也の家のチャイムを鳴らした────