アニメ訪ねて三千里
「きたで東京・・・・」
都会の人ごみの中、一人の少女がいる。
少女といっても高校生くらいか
「ふふふ・・・さっそくやけど・・・
帰りた~~~~~い!!」
田舎もんの都会デビューは東京の駅でちびります。
第三限目『アニメ訪ねて三千里』
なんやここ!?噂には聞いとったけどこの大量の人間はなんなん!?
漫画で見た地獄の裁きを待つ亡者より多いで?
電車がこんな混んでるとは思わんかった・・・
(↑駅で通勤ラッシュの軍団の中に入ってしまった)
ドラえもんの四次元ポケットやん!!
本物の四次元ポケットをなめています。
そいや自己紹介まだやったな、うちは関西から来た近藤伊織いいます。
今はピッチピチの15歳、高一です。
それが何故こんな都会に来たか、それは可愛い子には旅をさせろ、つまり
本場のアニメ界が見たかったんですわ、
伊織はただのオタクです。
いや~こんな人ごみはじめてですはわ、関西も人おおいい方やけど、うちは観光客が全く来ないとこすんどったから、なんか興奮しますね!トイレしたくなります!!
でも心細すぎますわ、
なんかもう人がいっぱいいすぎて・・・・人がごみのようだ
人ごみだから当たり前です。
アニメ、それはうちにとって必要不可欠なもの、
向こうではよくオタクだ~と馬鹿にされましたわ。
せやけど!!この東京はまさにアニメの国!!オタクの天国なんです!!
大きく誤解しているようです。
さっそくやけど秋葉原に行こう思ってます。
あそこには二次元と三次元をつなぐ扉がある聞きました!!
(↑完全に騙されています)
うちもその扉にはいろ思います♪
いざ秋葉に行こうとした伊織は、秋葉に向かう電車にて、この人ぎゅうぎゅうボックスにのる勇気がなく、二次元の扉に入る前に電車の扉にすら入れなかった。
努力の末三本見逃した後無事のれた
うおぇ・・・酔った・・・人ごみと電車によった・・・でも東京電車の本数多くて助かったわ・・・
さて、秋葉についたことだし、さっそく・・・・交番いくか。
電車中に財布すられたそうです。
おかん・・・もうくじけそうや・・・
せっかく東京来たのに・・・・人ごみごときで酔ってしまって・・・
もうだめや・・・今そっちに向かいます・・・
つまり実家に帰るだけです。
田舎娘の都会デビューはまたの機会になりました。
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次の話は莉子と観音の短編です。
「観音ちゃん暇だからしりとりしない?」
「いやよ、しりとりも楽しくないし」
「しようよ観音ちゃん!!」
「はい、『ん』がついたから莉子の負け」
「え、いつから!?」
はじめっからです。
「普通にやってもつまらないから、食べ物の名前でやろう!!」
「やらないって言ったのに・・・まぁいいよ、じゃ私から、しりとり」
「りんご!」
「やっぱはじめは皆リンゴよね」
だいたい次はゴリラです。
「うに」
「煮物」
「海苔の佃煮」
「にらたま」
「マカロニ」
「肉じゃが」
「がってかでもいいよね?だからかに!!」
くっ・・・・こいつ地味に『に』攻めしてくるな・・・
に・・・に・・・あ!あれがあったじゃない!!
「にんげ・・・あ、これじゃあ『ん』がついちゃうね」
「あれ?今の聞き間違いじゃなかったら『ん』がついちゃまずいよね?」
莉子は観音がインゲンといったことにしました。