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第9話 情報整理

「いらっしゃいませ。今日は1人?」


「綾瀬と都合がつかなかったから」


「進捗はどう?」


私は和久君にこれまでのことを話した。


久喜君・紀伊馬君・瑠璃川さんの目撃情報があったこと。


3人とも掘り起こしたが、中身は空だったことなど。


「3人のうち誰かが嘘をついているのかな。で、誰だと思う?」


と和久が聞く


「たぶん紀伊馬君」


「理由は?」


「久喜君の目撃情報は年末。本人は29日と言っている。


紀伊馬君と瑠璃川さんはクリスマスに目撃されている。


だから久喜君が1番最後に掘り起こした。


紀伊馬君と瑠璃川さんだけど、たぶん1日違い。


瑠璃川さんは25日といい、なにより土が柔らかかったと。


これは前日、紀伊馬君が掘り起こしたから柔らかくなったと」


「なるほど。つまり最初の紀伊馬が1番怪しいと」


「そう」


和久はリキュールを持ちカクテルを作りだした。


そして「これは僕からのお礼」


「なんてカクテルですか?」


「アプリコットクーラー。カクテル言葉は素晴らしい」


あんずの甘さが美味しいカクテルだ。


「紀伊馬は認めてないんだろ?」


「そうですね。本人は絶対違うって言ってますけど」


「証拠が欲しいな。明日は僕も小学校に行ってみるよ」


翌日、私と和久君で小学校近辺の聞き込みをおこなった。


やはり、たまに3人の目撃情報が出るだけで、


物品を持っていたなどの証拠はでない。


帰ろうとすると、小学校の先生が私達を引き留めた。


「君達か。最近この辺りの人に色々聞いて回っているのは」


「はい。すいません」と和久


「人探しなんだろ?」


私は写真を見せ「この中の人を見ていませんか。スコップや


ワインボトルとか持ってたり」


先生は写真をみたが


「見てないね」


しかし「去年の秋にスコップを持ってた人ならいたけどね」


私達は顔を見合わせた


「どんな人ですか?」


「あなたぐらいの女性だよ」と先生が私を見て言う


まさかと思い、慌ててスマホを先生に見せた。


「ああ、この人だね」


そう言った相手は綾瀬だった。

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