第12話 結末
後日再びみんなに集まってもらった。
綾瀬が泣きながら謝る
「ごめんなさい。中身を抜いたの私です。
許してとは言いません。みんなに不快な思いをさせて
本当にごめんなさい」
綾瀬が頭を下げる。
文月も「みんなごめんなさい」と言う
しばらく沈黙が流れた。
「なんで文月が謝るんだよ」と久喜が言う
場に緊張が走る。
久喜が綾瀬の前に行き
「何言ってんだ。俺も掘り起こしたんだぜ。
俺だって回収しようとしたんだ」
紀伊馬も「俺も掘り起こしたし」
瑠璃川も「私もだし」
文月が「じゃあ、改めてみんなに中身を返すね」
と言ってみんなに配っていくが…
「いや俺要らないし、なんなら破り捨ててくれ」と久喜
和久も文月の持ってる絵を見て
「文月さん、それなんの絵ですか」
「えっみんなの似顔絵だけど」
久喜と紀伊馬と瑠璃川が寄ってきて絵を見る。
「「似てねー」」
「ちょっと酷すぎない」と膨れっ面な文月
「久喜の手紙も見せろよ」と紀伊馬が言う
「いやそれはまずい」
「いいじゃん見せろよ」
「だからダメだってば」と走って逃げる久喜
「和久のワインすごくない」と瑠璃川
「う~ん。50万ぐらいかな」と和久
「すげえ。みんなで飲もうぜ」と紀伊馬
「瑠璃川さんの金貨だってすごいでしょ。
今、金貨めちゃくちゃ高いよ」と和久
「よっしゃあ。瑠璃川の奢りだ」
「せっかくなんで和久君の店に行こうよ」と文月
「和久なにやってんの?」と戻ってきた久喜
「BARでアルバイトをしています」
「じゃあ奢るのはあれだけど和久のお店に行こう」
「それじゃあ僕飲めないじゃん」
そして、
「綾瀬も行くぞ」と久喜
「綾瀬いつまで泣いてんだよ。和久と瑠璃川が奢ってくれるって」
と紀伊馬
「だから奢るとは言ってないでしょ。まあ半分ぐらいはだすよ」
瑠璃川は綾瀬の手を取り「さあ行きましょう」
綾瀬もようやく泣き止み歩き出した。
和久が文月の横に並び「お疲れ様でした」
「和久君調査料もらってないからね。
(ワインをみながら)わかってるよね」
「仕方ないですね」
「みんなー和久君がこのワイン飲んで良いって~」
みんなが喜んで跳ね上がった。
あの日の成人式は、きっと私たちの一生の思い出になる。
(完)
お読みいただきありがとうございました。
推理小説が好きなので、隙あらば推理小説を書きたいと思っています。
最後は迷ったのですが、暗くしたくなかったので
青春ミステリーといったかんじにしました。
改めてお読みいただき感謝を。




