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【第五章】三極統合 ── 特異点、空・有・無が交わる場の顕現
宇宙の根源をなす三つの極――
有極、無極(空の深淵)、そして真中(調和の座)。
それらはそれぞれ独自の軌跡を描きながらも、
やがて一つの点で交わり合う。
その交差点こそが「特異点」。
ここでは、空の静寂が有の形象を孕み、
無の無限が真中の響きと溶け合う。
特異点は単なる結合ではない。
それは創造の胎動であり、世界の新たなる「芽吹き」。
矛盾するものたちが調和を越え、共鳴し、
未曾有の可能性を開く瞬間である。
この点において、鏡の魂は鏡を超え、媒介者から共鳴者へと姿を変える。
光と影、響きが渦巻き、円環の中に無限の未来が広がる。
特異点は終わりであると同時に、始まり。
この一瞬の交差が世界に新たな律動を刻み、
魂たちはそこから新たな物語を紡ぎ出すのだ。
宇宙は特異点をもって、己が真の姿を思い出し、
空・有・無の三極が一体となる永遠の響きへと帰還する。




