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魔剣

クリスに逃げろと言いながら、目の前の魔物に斬りかかった。

(やはり効かないか。)

あちらの世界でも、この手の魔物に物理攻撃はきかなかった。

(こちら世界ならもしかしたらと思ったが、そう甘くないか。)

ならばあまり得意ではないが、魔法で戦うしかないか。

(こんな事になるんなら、もう少し真剣に母さんの講義をうけるんだったなあ。)

今更ボヤいても仕方ないが、考えずにはいられなかった。

そうして頭の中で演唱を終えて目の前の魔物に魔法を放った・・・はずだった。

(何故魔法が発動しない、この世界と、あちらの世界では発動の条件がちがうのか、それとも腕が鈍ったのか?)

どちらにしても、魔法が使えないのは同じならば。

(効かなくても剣でなんとかするしかないか。)

少しでもこちらに注意をひきつけるために、剣で攻撃することにしたそうしたら目の前の笑い出した。

「カタカタカタカタカタカタ。」

「何がおかしい。」

そう怒鳴らずにはいられなかった、そうしたら奴は杖振り地面から剣を持った魔物が複数現れた。

(チッアイツ遊んでやがる。)

そうして奴が呼んだ配下の魔物のと戦う事になった。

「はっはっはっ、一体何体呼べるんだ。」

あれからどれだけの時がたったか分からない、だがまだ倒れるわけにはいかないまだ時間を稼ぐんだ、そう気力を振り絞って剣を振り続けた。

(少しでも・・・クリスが逃げる・・・時間をかっ・・・せ・・・ぐ・・・)

何回も自分にいい聞かせる、まだ倒れなとだが、そんな時目に入ってしまった。

「ク・・・リ・・・ス」

奴の部下に両脇を抱えられ、気絶しているクリスが目に入った。

(クッソ守れなかった・・・、自分は何も出来なかった・・・ここで終わるのか・・・)

そうして意識が闇に飲まそうになった、時に自分の内側から声がした。

(力が欲しいか?)

(誰だ・・・)

(誰でもいい、俺の質問にすぐ答えやがれ。)

(欲しいにきまっている。)

(ならくれてやる、まあお代はいただくがな。)

(お代?)

(そりゃそうだタダで助けるわきゃない。)

(代金はなんだ?)

(それは内緒だ、だが時間はそう残されてないぞ。)

(助けられるか?)

(あそこにいる女のことか?)

(そうだ。)

(もちろんだ。)

(なら何でもくれてやるだからクリスを助けてくれ。)

そうして意識を闇の中に沈めた。

リッチは何かが変わったのを感じた、それが何かは分からない、だがすぐに離れた方がいいと自分の何かが訴えかける、馬鹿な今自分をおびやかすものはいないはず、だが嫌な予感がするならばすぐにこの2人の人間を殺すことにした。

「カタカタ(死ねい。)」

そうして倒れている、さっきまで剣を振っていた人間を殺すように部下に命じた、だがその瞬間目の前の人間は立ち上がり部下を斬りつけた、無駄なことをそう思った、だが目の前の部下は剣から出る闇に飲み込まれた。

(どうゆう事だ、それにあの人間の持っている剣はさっきまで持っていたのとは違う、どこから取り出した?)

カイトの持っている剣はさっきまでの村で買った鉄の剣ではなく、闇夜の様に暗い刀心を持った剣だった。

「あははは、久しぶりの食事だせいぜい楽しませろよ。」

カイトらしくない発言をしながら、カイトはガイコツの群に飛び込んでいった。


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