どうしようか?
あの後町に帰って依頼の報告の為にギルドに向かった。
「今日受けた魔物の討伐依頼の報告に来ました。」
受付の人に討伐した魔物の一部が入った袋を渡した。
「はい確認いたします、それにしても随分時間がかかりましたね?」
「いやあ色々まりまして。」
「それに依頼では5匹狩ればよかったんですが、何であきらかにそれより多いですよぬ。」
「少し道に迷いまして、それで迷っている間にいた魔物を狩っていたらこうなりました。」
(流石にクリスの名誉の為にゴブリン1匹にクリスが苦戦していて、それを見ながら寄ってきた魔物を狩っていたらこの数になりましたとは言えないか。)
ゴブリンはそこまで強い魔物ではない、いや数が多いと苦戦をすることはあるが、1匹なら戦いの訓練を受けてない大人なら簡単に倒せるぐらいらしい。
「それでは少しお待ち下さい。」
それから依頼の報酬をもらって、宿屋に帰ることにした。
「さてこれからどうしたものか、クリスには戦いの才能が全然ない、だからと言って諦めないよなあ?」
クリスには才能がない所か、そもそも戦いに向いてないだからと言って勇者を辞めることはないだろう。
(どうしてかは分からないが、本人も戦いに向いてない事は自覚しているだろうぬ、それでも勇者として名を上げたいらしい。)
クリスには残酷だろうか、そんな日はがないだろうと言う事は本人も分かっているだろうに、そう考えながら眠りについた。