回想シーンについて
回想シーンは避けるべき、というのを見る時があるのですよ。
まぁ、回想シーンに入ると、人気が下がるというやつですね。週刊マンガとかからきているのかな。
なろうも同じように、週刊マンガのように、読み切りのような短編を出して、人気があるなら連載。無理なら、打ち切りみたいな状況ですね。
まぁ、回想シーン。過去エピソードです。
フラッシュバックのような映画技法は、あんまり使い辛そう。高速の視点変化だから。そういえば、あの時、妙なことを、みたいな感じはできるけど。思い出すという描写。過去の気がかりや気づき。ミステリっぽい。
回想シーンのデメリットは、やはり、過去の話だから、もうハラハラ感がないことや、今の話しから遠いことから読者がもう一度話に入り込むのに時間がかかること。
回想シーンのメリットは、やはり厚みですね。人物の過去を知ることで、感情移入しやすくなるし、よりリアルな人間らしさがでますね。
回想、過去エピソード、過去編。
過去を知り、だから、このキャラは、こういうふうに動くんだ、と理解する。同時に、過去の膨らみが、自然と設定や伏線を張らせることになる。キャラにとってもストーリーにとっても。
ただ早期に過去編に行くことはできない。ある程度、巻数が進んでからラノベは過去の話をする。あんまり、すぐに過去には行かないし、どうでもいい過去話は、よくない。
ストーリーと絡ませらる段階まで我慢する。
もちろん、過去話はありますよ。ただメインキャラクターというより、他のキャラの過去話です。ハーレムものならば、ハーレム参入するヒロインの過去の物語が、すぐにでてきますね。
主人公の過去編は、ラノベだと5巻を超えた先だったり、本当に、遠い。記憶喪失系主人公が多いけど。記憶や時間は、ストーリーでよく見るギミックですねー。揺さぶるものがあるのでしょう。青春をリスタートとか、過去を改変するとか。まぁ、なろうだと異世界行っちゃうんで。。。
黒子のバスケとか試合のたびに、過去話ですね。まぁ、他にも、マージャンの咲とかも。スポーツ物だと、対戦しながら、過去へと飛ばして、現在へ、は多いですね。
ガツンと過去編やるというより、ちょくちょく試合のテンポと共に、燃える展開、演出。
小説で、こういう技法ができるかはよく分からない。やったことがない。あんまり読んでいる時も意識していない。そこまで、ないような気がする。
視点変更、時間軸の操作は、映像の方が優れていそう。
過去か現在か。過去形も判然としない日本語だと、こんがらがりそうだし。印象的な演出になりづらいのかなぁ。
どこかで、やはり、ごっそりと過去編となるのが、普通な気がする。思い出すシーンはあるけど。思い出しながら、現在も過酷に動き続ける、ということはあるのだろうか。アニメ的マンガ的演出な気がする。
ストーリーとは現在を語るもの。まぁ、歴史の物語文みたいに、『いずれ帝国全土を支配する王女の初陣だった』みたいに、俯瞰する文もありですが。
すでに未来が決定している状態で、戦記ものを語る感じですね。
フラッシュバックの逆で、フラッシュフォワードとも言えるけど。フラッシュバックと一緒で、未来を描写して、サラッと高速に視点は戻しづらいし、歴史叙述みたいにして組み込みそう。
未来を先に語っておくことは、悲劇とかでおなじみなのかな。まぁ、あんまり効果はよくわからない。
過去編は、過去編自体が面白いものでないから、主人公に興味を持たせて、一回、何か燃えるストーリーをやった後に、やるものですかね。もちろん、脇役とかサブキャラは、サラッと説明文で終えてもありですが。
過去編が大事なのは、結局は現在のストーリーやキャラを立たせることなのだろう。まぁ、ミステリ的な要素として、残している小説も多そうですが。
まぁ、過去ナシで読んでも、面白いんだから。延々と、過去のエピソードしない方がいいんだろうなぁ。復讐でも、とりあえず、肉親が殺された、ぐらいの説明で、バンバン進めている気がするし。スローライフでも、前のゴタゴタは小出しにしておくし。スローライフできない巻き込まれキャラになりがち。




