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ざまぁの問題の一つを解決する簡略な方法

ざまぁの問題は、『主人公にざまぁされる人間のあまりの間抜けさ』にある。

 

 解決方法として、子供時代に、そういう悪役ムーブをさせておくこと、です。

 子供だから、そういうこともあるよね、となる。学園ぐらいで、中学生程度の年齢で行うのもギリギリオッケーかもしれない。


 子供時代に、さっさと『ざまぁ』を行う手もある。

 しかし、あえて、やっぱり人の性格は変わらないよね、と少しの納得性を与えながら、後で『ざまぁ』を行うのも十分に通ると思います。

 子供時代に、少しの『ざまぁ』を入れて、それにより恨み・憎しみを持っているようにしてもいい。

 子供時代ならば、無理に我慢してやり返さないでいた、も通るかもしれない。何かをきっかけに、我慢をやめることにしましょう。


 


 あとは、階級社会を利用すること。

 階級社会で、上位の貴族から下位の貴族へのアタリが強いとする。別に獣人差別があるとかでもいい。スキルによる差別とかも。

 でも、この状況で『ざまぁ』をすると、基本、国内にいられなくなるので、追放されますね。そして他国で、成功という流れ。

 これは、『ざまぁ』の状況を整理しておかないと、主人公が逆に低脳に見られる可能性も出てきますね。社会的な背景を付与することで、悪役の行動に、少しの説得力を与えます。

 この場合、社会逸脱行為をするのは主人公なので、現代的な倫理観を持つ転生者にすると、違和感が薄れます。

 社会的背景も、貴族の階級ほどの重み付けではなく、ただのギルドのしきたり程度ならば、『ざまぁ』の後も、そのギルド内で働く可能性はありますが。

 


 他には、ざまぁをする人を、主人公ではなくて、主人公の友人や生徒や関係者にするという手。

 一つは「見返してやりなさい」という師匠ポジション。ワンクッション置くと、なんか距離ができて、意外と気にならない。物語の焦点が少しズレるからかな。

 もう一つは、『ざまぁ』する時に、他の人の手を借りるという方向でもいいです。つまり、自分が最後まで、『ざまぁ』することなく、途中から別の人に裁く役を渡すということ。自力救済だと、どうしても少し現代人の感覚からおかしくみえるので、主人公がちょっと罰した後に、退学処分や官憲に拘束してもらうという流れ。因果応報の流れ。



 1、子供時代を利用しよう

 2、社会的背景を与えよう

 3、ワンクッション入れよう


 まぁ、通常の『ざまぁ』は、冒険者で不遇で、追放後に覚醒したりして、一気にスゲェエエエ、なんですけど。この場合は、悪役の転落劇の方が面白くなっている気がする。自滅していく悪を見る愉快さ。

 


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