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今を生きる。

作者: 田中らら

今日もいつもと同じ太陽。


私は海の見える公園のベンチに一人座り光合成をしている。


夏の前なのに太陽はギラギラとやる気をだしている。


太陽が眩しくて目を閉じる、


「太陽さん私の負けだよ・・・」


私は目を開けることが出来ない・・・


このまま闇の中で暮らしてもいい・・・


現実は残酷な時がある。


現実逃避は簡単に出来るが、

本当の現実から逃れることは出来ない。


現実逃避は虚しいだけとわかる年齢になった。



目を開けたらすべてが消えていたらいいのに、


そんなことを考える自分がいる。


つらい毎日だけど、

いつか楽しいと思える日がまた来ると信じて頑張る。



人生何が起こるかわからない、


1日1日を大切にしようとみんなが思うようになった2020年。


あと少し、あと少し、そう自分に言い聞かせて今日を生きる。


目を閉じていると、自分の心の奥が見える、


怯えている自分、

不安を抱えている自分、

弱い自分・・・


大丈夫だよもう何も怖くない。


どんなにつらい状況でも幸せは必ずある、

それに気がついて!


今、目の前にある幸せを見る為に目を開ける。


太陽が眩しい、


鳥が飛んでいる。


私は今日も生きている。


そして明日からも生きていく。


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