前へ目次 次へ 4/40 4 機嫌を直した幼女に、ツァベナは言葉を続ける。 「それで、見目麗しい美少女妖精ニッケルちゃん様が、どうしてこんな所へ?」 『あ、そうそう、忘れてたのかも~!』 妖精は、ぽん、と手を打って、少年を指差す。 『ツァベナ! いえ、勇者ツァベナよ! 今こそ“妖精の祝福”を使い、魔王を倒すのだ!……なのかも~!』 「……は? 勇者? 俺が?」 『このニッケルちゃん、直々の祝福なのかも~!』 妖精は、ふふん、と偉そうに胸を反らした。