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 目を醒ましたツァベナは、現状を理解した。


「……あ、キミ、もしかして……妖精?」


『そうなのかも~!

 ぷんすこ、ぷんすこ!』


 何やら怒っている妖精に、このままでは話が進まないと観念したツァベナは謝ることにした。


「ご、ごめんて……初めて見たから分からなかっただけだよ……」


『許さないのかも~!』


「なんでこんな可愛い子にあんなこと言ったのか……」


 ぴくり、と、金髪幼女の長い耳が動く。


『も、もう一回言うのかも~!』

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