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 聖剣の迷宮へ続く一本道を、ツァベナはマッハ8で走っていた。

 発生する空気の壁も無視だ。


『びゅっ!びゅっ!びゅっ!』


 少年の右手に掴まれた妖精は、持続ダメージのため首から下を再生出来てない。


 更に数分ほど走ると。

 巨大で荘厳な白亜の建物が見えてきた。


 少年が慌てて両踵で止まろうとすると。

 そのまま惰性で3キロ程進み、迷宮前でやっと停止した。


 そして、後からやって来たソニックブームで。


 迷宮は、跡形もなく消え去った。

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