魔法少女☆旅行(20)
目覚めると舞香の寝顔が目の前にあった。
一瞬だけ自らの不貞を疑い狼狽するも、すぐに添い寝した事実を思い出し、胸を撫で下ろす。
怖い夢を見たとか子供みたいに愚図る舞香だったが、昔していたみたいに添い寝をすると安心したように眠りに落ちた。
最近は妙に大人びてきて、その仕草や動作にハッとさせられる時もあるが、まだまだ子供だな。
俺は幸せそうに「むにゃむにゃ」言う舞香の寝顔を見ながら苦笑する。
「まったく無防備な寝顔を晒して……
俺が悪い奴だったらどうするんだ?」
舞香の髪を一房持ち上げ、鼻の下を撫で上げて悪戯してみる。
舞香はくすぐったそうに身をよじるも、ダンゴ虫みたいに身を縮める。
面白い。
思わず悪の誘惑に屈し、額に肉と書こうとした時、舞香が胡乱げに目を開けた。
「おっおう。おはよう」
「ふえっ?
恭介さんだぁ~おはよぉございまぁ~す……
って! うきゃああああああああああ!!」
普段のクールな装いは何処へ行ったのか、目を見開くなり絶叫する舞香。
俺は混乱してベットの上で布団や枕とドタバタする舞香を置き、一先ずシャワーを浴びてくるのだった。




